社会
Posted on 2026年10月01日 07:00

OpenAIが高額課金ユーザーに「40万円分バラ撒き」破格の大盤振る舞いで「ライバル社への乗り換え」を阻止できるか

2026年10月01日 07:00

 ChatGPTを手がけるOpenAIが、高額課金ユーザーに破格の「プレゼント」を用意した。
 9月29日、米サンフランシスコで開いた開発者向けイベント「DevDay」で、新サービスや料金プランを発表。利用者の代わりに仕事を進める常時稼働型AI「dots」などを披露した。
 有料プランには月額500ドル、約8万円の「Pro 500」が登場。月額20ドルのPlusの25倍の利用枠を設け、高性能モデル「Astra」の文章出力を最大8倍に速める機能も盛り込んだ。

 さらに既存会員向け案内には、驚くべき特典が。対象となる月額200ドルの契約者になんと2500ドル、約40万円相当の追加利用クレジットを一度限りで贈呈すると告知したのだ。この有効期限は12月31日となっている。

 こうした大盤振る舞いについて、ITジャーナリストが指摘するのは、
「高額会員の大量離脱を防ぎたいという焦りが透けて見える」
 という点だ。続けて、
「今回のイベントでは、既存の200ドルプランは10月30日から、WorkとCodexの利用枠が半分になるとも発表されました。月額料金は据え置きですから、仕事で使い込んできた人ほど痛手が大きい。新機能を増やしたと言われても、今までの仕事を同じ料金でこなせなくなるなら、猛反発は避けられません」

残高があるうちはまず使ってから考えようと…

 しかし値上げ同然の変更を受け入れる以外に、利用者には有力な選択肢がある。ITジャーナリストがさらに言う。
「ライバルのアンソロピックが先日、投入した『Claude Opus 5.5』は、性能や処理速度で高い評価を受けています。使える量が減るなら、これを機にClaudeへ移ろうという人が出ても不思議ではない」

 そこで用意されたのが約40万円分のクレジットだといい、
「残高があるうちは、まず使ってから乗り換えを考えよう、となる。その間にもっと魅力的なモデルを出して、翻意させる狙いではないしょうか。単なるお礼というより、次の一手まで顧客をつなぎ止めるための時間稼ぎに見えますね」(前出・ITジャーナリスト)
 破格のプレゼントは切り札となるか。

(川瀬大輔)
1977年生まれ。国内外のビジネス、スポーツ、政治、社会問題を取材するフリー記者。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    政治
    2026年09月30日 20:00

    「再結集した公明としての新しい出発になる」記者会見で党勢拡大への意欲を示したのは、公明党の西田実仁幹事長だった。中道改革連合の分裂に伴い、離党した公明党出身の衆院議員28人が間髪を入れずに、元の所属先へと復党した。これで衆参両院合わせて49...

    記事全文を読む→
    女子アナ
    2026年10月04日 11:15

    宮根誠司アナが司会の「情報ライブミヤネ屋」(日本テレビ系)が10月2日に放送開始から約20年で最終回を迎えた。読売テレビ制作の関西ローカル放送として、2006年7月31日にスタート。2008年3月31日から全国ネット放送を開始すると、一時期...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    政治
    2026年10月05日 11:30

    アメリカ・トランプ大統領との首脳会談の場を利用し、高市早苗首相への的外れな口撃に終始したのは、中国の習近平国家主席だ。日本のメディアは米中双方が「同盟」という言葉をどう使ったかなどと、表層の言葉尻を捉えて大騒ぎしているが、完全に本質を見誤っ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/29発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク