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記事全文を読む→【沈没船発見ラッシュ】AI解析システム・無人探査機・音響スキャン技術が探し出す「海底の幽霊船」
トルコ沖の海底から約2100年前の古代船が見つかったと、トルコ文化観光省などの研究チームが大々的に発表した。この船には当時のエリート層が愛した豪華な高級テーブルウェアが数千点も眠っており、その奇跡的な保存状態が世界の海洋科学者らを驚愕させた。実は今、こうした沈没船の「大発見ラッシュ」に、世界の海洋科学界が色めき立っているのだ。
昨年6月にはフランス南部沖の水深約2250メートルという領海最深部で、16世紀の商船「カマラ4」が砲器や陶磁器を残したままの状態で発見されたことが、フランス当局により発表された。今年8月には、イタリアのシチリア島沖海底から、約2000年前のローマ時代の沈没船が見つかっている。
「フランス沖で見つかったカマラ4も、9月にトルコ近海で発掘された古代船も、音響ソナーやAI、無人探査機(ROV)を駆使した最新テクノロジーにより発見されたものです。つまり近年の最新技術が、これまで不可能とされてきた深海の歴史を次々と掘り起こしているわけです」(科学ジャーナリスト)
世界の海には現在もなお数多くの沈没船が眠っており、それが次々に見つかれば、文字通り「歴史的遺産の発見」となる。そしてオカルトファンや海洋ミステリー愛好家の間で期待が高まっているのが、幽霊船の発掘だ。オカルトサイトのライターが語る。
「例えば1947年頃にマラッカ海峡付近で海底に沈んだ、オラン・メダン号。この船からの緊急SOSを受信した貨物船が救助のために駆けつけたところ、乗組員たちは全員、凍りついたような恐怖の表情を浮かべたまま死亡していました。船体に外傷や争った痕跡が一切なかったことで、調査隊が原因を調べようとした矢先、船体がいきなり大爆発。そのまま海底へと沈んでしまったといいます。ところがその後、付近の海域でオラン・メダン号に似た船の目撃談が相次いだことで、幽霊船と呼ばれるようになりました」
海底生物の「穴」を追いかけ広大な海底をマッピングする
ほかにも出港したまま忽然と姿を消し、最終的には沈んでいったとされる事例は少なくないが、これらも長い間、深い闇の中に置き去りにされてきた。
しかし音響ソナーやAI、無人探査機(ROV)のほか、オーストラリアの調査船が用いる「海底生物の穴(ピットマーク)を追う最新の音響スキャン技術」や、広大な海底をマッピングするAI解析システムの使用により、人間がこれまで絶対に探し出せなかった「深海の平原」や「海流の淀み」に存在する微細な異物を発見できる可能性が出てきた。
海を彷徨った末に誰にも知られず姿を消した幽霊船が、深海のどこかで奇跡的な保存状態で眠っていた……という発見は、決して絵空事ではなくなるのだ。
(ジョン・ドゥ)
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