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記事全文を読む→【アイルランドTの大ヒント】「始動戦ゆえの取りこぼし」が著しい前走ヴィクトリアM組…ならば「GI戦線、眼中になし」の本気馬を!
10月11日(日)に行われる牝馬限定重賞のGⅡ・アイルランドトロフィー(東京・芝1800メートル)は、GI・エリザベス女王杯(11月15日、京都・芝2200メートル)のトライアルレースに位置付けられている。
1着馬にはエ女王杯への優先出走権が与えられるが、GIには今ひとつ手が届かない古馬勢にとってはむしろ、「何が何でも獲りたいレース」の意味合いが強い。というのも、JRA主催の牝馬限定GⅡは、今回のアイルランドTと今春の阪神牝馬ステークス(阪神・芝1600メートル)の2レースしか存在しないからだ。
今年の出走メンバーを見渡すと、やはりエ女王杯を含めた次走のGIを見据えてエントリーしてきたカムニャック(牝4)とクイーンズウォーク(牝5)、そしてジョスラン(牝4)の3頭が、上位人気を形成する情勢となっている。
いずれも前走でGI・ヴィクトリアM(5月17日、東京・芝1600メートル)を使った馬たちだが、過去10年におけるアイルランドTの競走成績を見ると、意外にも前走ヴィクトリアM組は「1着0回、2着0回、3着4回、着外16回」と低迷している。
要するに「始動戦ゆえの取りこぼし」が著しいのだ。
となれば、心して狙うべきは当面のGI戦線など眼中にない馬、すなわち「とにかくココを獲りにきた馬」ということになるだろう。そのような視点から筆者が熟慮の末に「最大の特注馬」として抜擢したいのが、ラヴァンダ(牝5)だ。
ラヴァンダは約3カ月ぶりの出走となった前走のGⅢ・中京記念(8月16日、中京・芝1600メートル)の勝ち馬。この時は正直言って、よくて7~8分程度の仕上がりだったが、それでも結果を残せたのは「GIクラス未満での能力上位」の証と言える。
「東京1800メートルはいちばんいい感じ」断言
今回はその中京記念を叩いて臨む一戦。近走はマイル戦を選択的に使われてきたが、昨年のアイルランドTを快勝しているように、父シルバーステート×母父ベーカバドの血統背景を含めて、芝の中距離戦線は最も得意とする舞台である。
今回の1週前追い切りでは栗東のCW(良)で6F「81.8-66.1-51.5-37.0-11.3(馬なり)」と、前走のレコード勝ちの反動を全く感じさせない完璧な動き。続く最終追い切りも栗東坂路(良)で「51.5-37.4-24.2-12.2(馬なり)」と、軽めながら目の覚めるような動きを披露しており、仕上げは万全と考えていいだろう。
加えて同馬を管理する中村直也調教師(栗東)が追い切り後に、
「(東京の芝1800メートルの舞台は)いちばん、いい感じがします」
と語っているように、全てがラヴァンダの激走を強く示唆しているのだ。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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