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記事全文を読む→阪神「捕手飽和状態」でも「楽天FA太田光の獲得に参戦」情報が出る藤川球児監督はどんな使い分けと起用を?
東北楽天ゴールデンイーグルスの正捕手・太田光が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する意向だという。その必要書類の提出は日本シリーズ終了後ではあるが、太田のFA宣言予定と同時に伝えられたのが「阪神など複数球団が興味を持っている」との情報だ。
「阪神の主な捕手陣は坂本誠志郎、梅野隆太郎、伏見虎威。支配下契約を勝ち取った嶋村麟士朗、中川勇斗もいますが、坂本らとの力量差はまだ開いており、かといって坂本は来年34歳になる。伏見は来季15年目を迎えるベテランです」(在阪記者)
太田は30歳。年齢的に見れば働き盛りの魅力的人材であり、人的補償が発生しないCランク選手だ。こうした事情を考えると「阪神が興味を…」の一報は的外れなものではなさそうだが、阪神は10月22日のドラフト会議で東京ガスの越川海翔捕手を6位指名している。
「中日の金丸夢斗とは関西大学時代の同期で、バッテリーを組んでいます」(前出・在阪記者)
この越川の魅力は「肩の強さ」。ドラフト当日、阪神スタッフからは「捕手としての総合力が高い。経験を積めば面白い選手になる」との評価が聞かれた。
捕手を育てるには実戦経験を積ませることが一番であり、越川は早い時期に1軍に合流させるはずだ。しかし、心配がないわけではない。
「若手の伸び悩み」をめぐってコーチと衝突
梅野はすでに取得しているFA権を行使するか否かで迷っているという。阪神は慰留に努めているが、そうなると坂本、梅野、伏見、越川をどう使い分けていくのかが見えてこない。ここに太田を獲得すれば、捕手の起用法はさらに複雑になる。
「阪神は4人のコーチの退団が決まり、彼らと藤川球児監督の間で『若手の伸び悩み』をめぐって衝突があったようです」(球団関係者)
藤川監督はチーム内競争を加速させ、戦力の底上げを狙っている。ドラフト会議では育成枠を含め、高校生の指名ナシという異例の方針をとった。大学生、社会人の指名選手は伸び悩んでいる若手と同世代であり、藤川監督の狙い通り、チーム内競争は激しくなるだろう。
阪神がFA市場に参戦すれば、2018年オフに西勇輝を獲得して以来、8年ぶりとなる。3連覇のためには外部補強も必要だが、FA制度が導入された頃、ライバル巨人が他球団の看板選手をかき集めすぎて失敗している。飽和状態になりつつある捕手陣をどう運用するのか。3連覇のカギは藤川監督の手腕にかかっている。
(飯山満/スポーツライター)
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