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記事全文を読む→3連勝で日本一に王手の陰で…ソフトバンクが警告した「誹謗中傷への対抗策」牧原大成を悩ませた「ひどいDM」「粗大ゴミ」
DeNAに2連勝して迎えた日本シリーズ第3戦の当日、ソフトバンクは公式サイトで、選手や関係者への誹謗中傷・脅迫に対する注意喚起を掲載した。その夜、9回二死から同点打を放った牧原大成は、長く中傷被害を訴えてきた選手である。
牧原は今年5月、中傷DMの画像をXに掲載して「まだいるのか こんな人が」と投稿。7月2日には「粗大ゴミ。消えてください」と言われたことを明かし、「こういうのは絶対許しません」と怒りを示した。
2024年8月にも中傷DMへの憤りを投稿し、同年9月の「鷹フル」インタビューでは「死ねとか、そういうのってね」と、届く言葉の実態を語っている。さらに2025年9月には、自分と母親を刃物で傷つけるという主旨の脅迫DMが届いたことも公表している。
被害はSNSにとどまらなかった。2024年11月には、仲間を連れて自宅前に来る人や、通りがかりに庭を覗き込もうとする人が増えていると、妻がSNSで訴えた。牧原は「この件が続いて家のカーテンも閉めきりシャッターも下ろしてます」と記し、「ゆっくり住ませてくれ」と訴えた。
その一方で、牧原のプレーが議論の的になってきたのは確かだ。四球が少ない積極打法は、打てなければ早打ちと批判されやすい。昨年は首位打者タイトルを獲得したが、443打席で四球は7個だった。以前から四球の少なさや、打線での起用に不満を示す書き込みがSNSにはあった。
山本祐大にも「態度がうざい」と非難する書き込みが
今季は別のプレーが火種になった。6月30日の西武戦で、二盗した滝沢夏央と二塁に入った牧原が接触。審判団は走塁妨害を認めながら、妨害がなくても三塁には進めなかったとの判断で、走者二塁から再開した。
牧原は西武ファンからのブーイングを浴び、プレーそのものを責める声も出た。7月2日の中傷被害の公表は、この直後のことだ。個々のDMの動機は分からないが、プレーへの不満と本人への反感が重なっている面があるのではないか。
今年の日本シリーズでは、最初の2試合で10打数1安打。第2戦ではバント併殺で好機を潰したが、第3戦は3打数3安打1四球と全打席出塁。1点を追う9回二死二塁、レイノルズの156キロ直球をライト前へ運び、代走イヒネ・イツアを迎え入れた。延長10回には正木智也のサヨナラ弾が飛び出し、ソフトバンクは日本一に王手をかける。
「ランナーを絶対に返す。その気持ちだけでした」
牧原はそう振り返っている。
球団は2022年にも、悪質な投稿に対する法的措置の検討を公表していた。それでも選手への中傷は続いている。今回の日本シリーズでは、DeNAからソフトバンクに移籍した山本祐大にも、古巣の選手への接し方をめぐり、「態度がうざい」などと非難する書き込みが出た。球団は証拠の記録・保存から弁護士や警察との連携まで対応を明記し、改めて警告している。
(ケン高田)
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