「俺は怖いもんないし」の咆哮
ただでさえ、「たかじんが復帰して橋下氏の応援をしようものなら、刺客でも送りかねない状況」(民主党代議士秘書)だというのに、橋下陣営はさらに強力な逆襲作戦を準備中だという。前出・政界関係者が声を潜めて言う。
「以前、たかじんに出馬の噂がありました。本人は『興味はない』と言っていましたが、維新の会としては、まだ捨てていないカードなのです。というのも、橋下氏自身は次の次の選挙に出るつもりでいる。盟友・松井一郎府知事(48)も、次は出ない。では、総選挙になった場合、橋下維新の目玉候補は誰なのか」
発信力と知名度で言えば、元東京・杉並区長で大阪市特別顧問の山田宏氏(54)、あるいは元横浜市長で、同じく大阪市特別顧問の中田宏氏(47)か・・・。
「いや、そんな『昔の名前で出ています』的な人材ではインパクトは弱い。ならば元経産官僚で、大阪府市統合本部特別顧問として橋下氏を支える古賀茂明氏(56)か。それも悪くないが、最大の目玉はやはり、たかじん擁立。維新の会は大いに検討の余地があると、本気モードです」(政界関係者)
たかじんと橋下維新の「電撃合体」で、二大政党はいかなる運命をたどるのか。前出・民主党代議士秘書は嘆き節だ。
「もし比例区で名簿1位に載せたりすれば、打つ手なしでしょう。対立候補を立てようにも、たかじんを上回る人材などまずいない。維新人気が爆発すれば、藤村修官房長官(62)=大阪7区=、樽床伸二幹事長代行(52)=大阪12区=ら幹部も軒並み落選すると予測される。大阪では維新の会以外はほぼ全滅でしょう。もちろん近隣の関西圏にも多大な影響が及ぶ。たかじん潰しを指揮したとされる仙谷氏の地元・徳島にも当然、波及しますね」
まさに民主・自民が関西から一掃されるのだ。
今後、いかなる排除工作が行われたとしても、たかじんは逆に燃える一方だ。こんなエピソードがある。
かつて北野誠(53)がラジオ番組での発言を機に、「芸能界のドン」とされる人物が動いて無期限謹慎に追い込まれた一件があった。
「たかじんは芸能界の大物を何人も接待して、『もう誠を許してやってくれ』と働きかけた。最後は長良プロの長良じゅん会長(故人)をハワイで接待し、『いいですね、復帰ということで』と迫り、首を縦に振らせています。『何でそこまでしまんの?』と聞いたところ、『力を持ってるやつが弱いやつを潰す、そのやり方が許されへんと思ったからや。俺は怖いもんないし』と答えました」(関西のテレビ局幹部)
民主・自民のやり方は、まさにこれ。たかじんの逆鱗に触れた両党は座して死を待つのみ、なのである。
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