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記事全文を読む→「ラヴソング」が「重版出来!」に負けているのは制作側の本気度だった!
黒木華主演のドラマ「重版出来!」(TBS系)が好調ぶりを見せている。無名ヒロインの起用に爆死も予想されていたが、第5話までの平均視聴率は8.1%の及第点をマーク。第5話こそ数字を落としたものの、それは裏番組の「僕のヤバイ妻」(フジテレビ)と熾烈な視聴者の奪い合いを演じているからだ。
そんな「重版出来!」ではマンガ誌の編集部を舞台にしており、作中には人気マンガ家による描きおろし作品が続々と登場。最新回の第5話ではいくえみ綾が作品を提供し、女性マンガファンを喜ばせている。原作本を刊行する小学館の本気度を感じさせるエピソードだが、マンガに詳しいライターは制作陣の本気度にも注目だと力説する。
「何より驚いたのは第4話で、人気の同人誌即売会『コミティア』が登場したシーンです。郊外の巨大スタジオに即売会の会場をそっくり再現し、普段から即売会に参加しているサークルが実際に同人誌を販売することで会場の熱気を演出。企業ブースには小学館に加え、競合出版社の講談社やKADOKAWAまで参加しており、制作陣が本気でコミティアを完全再現しようとした心意気がひしひしと感じられました」
なにかと口うるさいマンガファンも納得するほど、マンガ業界の描写にこだわっている「重版出来!」。その本気度と対照的なのが、視聴率が低迷する「ラヴソング」(フジテレビ系)だという。テレビ誌のライターが指摘する。
「新進アーティストの藤原さくらをヒロインにゴリ押ししながら、ライブシーンで演奏するのは忌野清志郎の『500マイル』や荒井由実の『やさしさに包まれたなら』などカバー曲ばかり。プロデビューを目指す物語なのにオリジナル曲で勝負しないのは謎です。しかも、ライブシーンに使われているライブビストロは、音楽を聴きながら食事を楽しむのがコンセプトの店。プロ志向の若手アーティストが選ぶ場ではないのは明らかで、制作陣がロケをお手軽に済まそうとしている態度が透けて見えますね」
福山雅治が書き下ろし、藤原さくらが歌う主題歌の「soup」も、ユーチューブでの視聴回数は低迷気味。しかも、本ドラマには関係ないギター女子によるカバー動画のほうが、本家の藤原より再生回数を伸ばしている状況だ。どうにも制作陣の本気が伝わってこない「ラヴソング」が、視聴率で「重版出来!」に負けることも十分にありえそうだ。
(金田麻有)
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