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記事全文を読む→新NHK朝ドラ「ばけばけ」で盛り上がる「小泉八雲の妻セツ役」は小芝風花か黒木華か
2025年後期のNHK連続ドラマ小説が「ばけばけ」に決定した。タイトルの響きから「化け化け」だろうと思ったが、水木しげるは「ゲゲゲの女房」でもう取り上げられているしなぁ、と訝しく思って首を傾げた。それが明治時代の作家である小泉八雲の妻・セツ(節子)をモデルにした物語だと知って、合点がいった。
小泉八雲は元々、ギリシャ生まれのアイルランド人で、出生名はパトリック・ラフカディオ・ハーン。のちに日本国籍を取得して小泉八雲と名乗ることになる。著書に、セツが語った「耳なし芳一」や「雪女」「ろくろ首」といった、日本各地に伝わる伝説や幽霊話などをまとめた「怪談」がある。
この発表以降、朝ドラファンは早くも「ヒロインであるセツと夫の小泉八雲を、誰が演じるのか」で盛り上がっている。
八雲に関してはアイルランド人ということで、村雨辰剛が有力視されているようだ。庭師と俳優という異色の肩書を持ち、「みんなで筋肉体操」(NHK総合)に出演して知られるようになった。その後、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」では、上白石萌音演じる安子の再婚相手ロバートを演じていた。
私もやはり、すぐに彼の顔が浮かんだ。同じパトリックだからってことで、パトリック・ハーラン(パックンマックン)もいるが、女性人気を考えたら、やはり村雨のセンが濃厚だろう。
セツ役には小芝風花を推す声が多いようだが、彼女は2025年の大河ドラマ「べらぼう」に、伝説の遊女役で出演することが発表されている。同時期に大河と連ドラ、しかも片方はヒロインというのは、撮影スケジュールの多忙さもあって、あまり考えられないのではなかろうか。
そういえば、過去に「日本の面影」というドラマがあったのを思い出した。小泉八雲を主人公にし、タイトルは彼の著書「知られぬ日本の面影」から取られたもので、昨年亡くなった山田太一の脚本によるドラマ。NHK総合で放送されていた。
このドラマで八雲を演じたのは、アメリカの俳優ジョージ・チャキリス。セツを演じたのが、檀ふみだった。セツが八雲に請われて語る怪談が劇中劇のように流れるのだが、「耳なし芳一」の時などは、元々のあの話の恐ろしさをさらに際立たせるような演出で、怖い話が苦手な私は「嫌だな嫌だな」と稲川淳二のようにつぶやきながら見た記憶がある。
この時の檀ふみが、非常に良かった。八雲が愛した古き良き日本女性の情の深さと芯のしっかりした美しさを、うまく体現していた。
で、その檀ふみが演じたセツの姿を思い浮かべたところ、なぜか黒木華の顔がオーバーラップしてきた。そういえば、檀ふみも黒木華もドラマ「天皇の料理番」に出演している。料理人・秋山徳蔵をモデルにした秋山篤蔵を堺正章が演じた1980年版には檀が、佐藤健が演じた2015年版には黒木が、どちらも主人公の妻役で出演しているのだ。
この偶然に私は、セツ役=黒木華という予想があながち的外れではないどころか、けっこういいセンいってるように思うのだが、どうだろう。
などと考えていたら、先の「日本の面影」を無性に見たくなってきた。しかし残念なことに、NHKオンデマンドでも、NHKアーカイブスでも、配信されていない。願わくば「ばけばけ」放送に合わせて、ぜひ再放送をしてもらいたい。ちょっと先の話ではあるけれども。
(堀江南)
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