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記事全文を読む→高視聴率「熟女優」フェロモンの秘密(3)トップ女優インタビュー 2時間ドラマの新エース床嶋佳子「高視聴率の秘訣」は〝和服萌え” 「バレエで鍛えた体から色気が出ているの」
今や“2時間ドラマ界の次世代エース!”とも呼ばれ、各テレビ局の高視聴率ドラマに軒並み出演しているのが正統派美人女優・床嶋佳子(47)。サスペンスのヒロインのみならず、犯人役でもいぶし銀の存在感を放つ秘訣はどこにあるのか。その女優魂に迫った。
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読者の中には、名前だけ聞いてもピンと来ない人もいるかもしれない。しかし、2時間ドラマのみならず、出演作は数知れず。連続テレビ小説「やんちゃくれ」(NHK)、愛の劇場「ママはバレリーナ」(TBS)などが知られ、透明感あふれる容姿とスタイルのよさにファンが多く、2時間ドラマのレギュラー、ゲスト出演も多数ある。テレビでその姿を見れば、いくつもの出演作が浮かぶだろう。
役柄も幅広く、弁護士から女将、キャリアウーマン、看護師まで、ドラマによってさまざまなファッションを見せてくれ、そのコスプレを楽しむ男性も少なくない。特に和服をしっとり着こなした時のドラマ人気は高く〈あんな女将がいたら通います〉とネットに書き込まれたほどだ。
「ふふふ。着物って体の芯がないと着こなせないんです。最近ではインナーマッスルとか、体幹という言い方をしますね。体幹に軸を持った所作に色気とかが出るんですね。それはバレエの体の動きと共通しています。もし、私の着物姿が似合っていると、皆さんがおっしゃっていただけるなら、そういうことなのかなと思います」
日本トップクラスのバレエダンサー出身だけに、凛としたたたずまいは、ドラマの中でも貫録すら感じさせる。
そんな彼女の原点は、バレリーナから女優に転身してまだ3年もたたない93年に出演した、火曜サスペンス劇場「九門法律相談所」シリーズ(日テレ系)だった。名優・山崎努と父娘の弁護士役を演じたことで、女優としての意識が大きく変わったという。
「演技のことも何もわからない頃でした。私がヤクザのところに聞き込みに行ってピンチになった時、山崎さんが助けてくれるシーンでした。山崎さんがカバンでバ〜ン! と机を叩く。その叩き方に、その役の人間性が出ていたんです!
それ以来、私も演技する時に、意識するようにしています。しぐさの一つにもその時の状況と、キャラクターが演じられるようになりたいって」
視聴率的にも今や、彼女は欠かせない存在だ。7月28日に放送された土曜ワイド劇場「京都南署鑑識ファイル 京グルメ殺人事件〜最後の晩餐の謎!!」(テレ朝系)では、料理研究家・花房香子役を演じ平均視聴率は11・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出した。
「このドラマは、台本をいただいた時に、“最後のどんでん返しを効果的にするためにも、前半は嫌な強い女に映らなければならない”という自分の中に生まれたキャラクター像と、監督や脚本の先生のイメージとは少し違っていたみたいで、それをクランクイン前にもかかわらず、何度もその人の人間像についてお話を重ねさせていただいたので、とても印象に残ってます」
最近のテレビでは、もっぱら犯人役が多い。あるブログでは〈床嶋さんが出たら、どんなにいい人でも犯人の確率が高い!〉と書かれており、アイドル評論家・小谷哲氏も「ワケあり、陰のある役をやらせたら絶品! リアリティがある」と絶賛する。
当の女優・床嶋自身の演技論を聞こう。
「役をいただいた時、いちばん意識するのは、やはり人間ドラマです。やった罪は罪だけど、この人間がどのように生まれ、育って生きてきたかを思いながら、なぜそういう罪を犯さなければならなかったのか? これが彼女のいちばん根っこにあるトラウマではないのか? と考えながら役に取り組みますね。ただそのいちばん琴線に触れる部分は、自分の腹の奥に入れておく。人間は表向き、それとは別の顔を持って生きていくものですから。表向きの顔と、それとは別の心の奥底をいかに深く持つか。それが犯人を演じる醍醐味ですね」
この夏は朗読劇「この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ」に出演。年末には、来年のロンドン公演も決定した舞台「家康と按針」への出演が予定されている。
「いろいろやらせていただいて、私の中ではすごくバランスがいいな〜と思っています」
テレビのみならず、舞台にも活躍の幅を広げる床嶋佳子の気負いのない自然体こそが、視聴率女王たるゆえんなのかもしれない。
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