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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「橋幸夫」(4)デビュー60周年はどう盛り上げます
テリー 橋さんは僕より先輩なのに、いまだに声も衰えないし、体型も若い頃のまま維持されている。やっぱり、努力をされているんですか?
橋 そうですね、仕事柄、声は出さなきゃしょうがないですから(笑)。3年くらい前から、ある先生のボイストレーニングを受けていまして「声は喉ではなく丹田と肺と横隔膜で出す」という基本を教わったんですよ。それさえ鍛えれば、90歳になっても声は出ますよ、と。
テリー へぇ、どうやるんですか?
橋 簡単に言うと腹式呼吸ですが、特別なやり方がありまして。それを毎日、寝る前と朝起きた時にするようになったら、発声練習をしなくても声が出るようになったんです。
テリー それはファンにとってもうれしい話ですね。やっぱり昔のままの歌声が聴きたいですし、2年後の2020年に橋さんはデビュー60周年を迎えますから、もっともっと頑張ってもらわないと。
橋 正直言うと、実は2年ぐらい前、引退しようかなと考えていたんですよ。
テリー ええっ! それはまた、なんで!?
橋 還暦が終わったあたりから体がしんどくなってね、あと、年中人に見られるのも、なんだか疲れちゃうなと思っちゃって。
テリー ちょっと待ってください、体力はともかく、引退しても顔が変わるわけじゃないし、人に注目されるのは変わらないですよ。
橋 うん、さすがにそれは気づいた(笑)。だから今は流れに任せて、自然体でいるのが、いちばんいいなと思っているんですけど。
テリー そうですよ。せっかくの60周年なんですから、おもしろいことをバーンとやりましょうよ。僕、いろいろ考えますよ。
橋 本当に? しんどいことはやらないよ(笑)。
テリー せっかくだから、新しい橋幸夫の一面を見せていきましょうよ。僕は「純愛」っていうコンセプトがいいと思ってるんですけど。
橋 「純愛」?
テリー 僕らより上で、老人ホームに入っている世代の人たちって、みんなすごくピュアな恋愛をしてるんですよ。肉体関係うんぬんじゃなくて、ただそばにいたい、見つめていたい、みたいなね。そういう気持ちって、若い人にも共感できるじゃないですか。だからこそ「純愛」は、これから世代を超えたテーマになると思うんですよ。
橋 おもしろい話だね。実はファンクラブの会報誌が「ひらめき」っていう誌名だったんですけど、去年から「ときめき」に変えたんです。年齢関係なく、いつまでもときめいていられることが何より大事じゃないかと思ったんだけど、「ときめき」って、まさに「純愛」そのものじゃないですか。いや、驚いたな。
テリー 橋さんに会いに来るファンも橋さんの歌を聴いて60年前の自分に帰りたいわけですよ。それもまた「純愛」だと思うんですよ。
橋 ありがたい話だよね。でも現役の歌手としては、若い頃の自分のイメージを追ってもらうだけじゃなくて、まだまだ成長中の自分も見てもらいたいと思っていますから。
テリー 橋さん、つくづく真面目だなァ。じゃあ60周年記念のステージは、そういう内容になるといいですね。
橋 「いいですね」じゃないよ、言いだしっぺの責任で、60周年のステージの時はゲストで出てもらうから。構成もよろしく頼むよ。
テリー わわ、責任重大じゃないですか! これはしっかりやらないと‥‥。
◆テリーからひと言
橋さん、本当に真面目だなあ。もっと気楽に行ってもいいと思うけど。とにかく健康に気をつけて、一緒に60周年をお祝いしましょうね!
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