スポーツ
Posted on 2013年12月26日 09:57

山口健治の“江戸”鷹の目診断「KEIRINグランプリ」

2013年12月26日 09:57

深谷知広がシルバーコレクターに終止符

 初出場選手とベテランの活躍が目立つのがグランプリである。

 2013年の「立川グランプリ」(12月30日【月】)の9人を、予想される最終周の並びとともに紹介すると、先行するのは深谷知広金子貴志浅井康太の中部トリオ、中団に関東の平原康多後閑信一長塚智広、そして新田祐大成田和也の福島両者は後ろ攻めと見た。12年、中部コンビの3番手から勝った村上義弘は単騎戦選択ではないか。

 ところで、GPは初出場で勝つか、メンバー中、最年長選手がよく頂点に立っている。前者は加藤慎平(05年)、海老根恵太(09年)、村上博幸(10年)。後者には山口幸二(11年、当時43歳)がいるが、この2つを満たしていたのが06年の有坂直樹(当時37歳)だった。

 13年の初出場組は金子と新田の2人。そろって初戴冠の可能性も十分あり、特に金子は夏以降の活躍ぶりに目をみはるものがある。2度のGI優勝は弟子の深谷との連係によるものだったが、9月京王閣AS【1】【1】【1】●【8】(●は決勝レースの着順)は予選からの勝ち上がりで、深谷とは1戦も同乗していない。3連勝は番手で競られてしのぐ、混戦を抜け出す、後方7番手からの圧巻まくりと、中身が濃かった。前を託される深谷は「師匠を競らせちゃいけない」と、早めにパワー先行に出るのも味方する。

 そして06年6着以来、4度目の出場を果たしたのが最年長(43歳)の後閑。地元選手であり、狙いを定めた時の強さは格別なのを忘れないでほしい。

 さて、展開。深谷が踏めば、平原も新田も叩き合いは挑みそうにない。平原は深谷の番手を狙って金子と戦い、前が短くなったところを新田がまくりにかけることになる。

 ◎深谷=○金子。深谷は逃げたほうが強く、ガードは気心の知れた師匠。今年GI2着4回のシルバーコレクターに終止符を打つ。金子の3たび先着もあるが、3番手評価の新田の渾身まくり炸裂もある。

 12月29日のヤンググランプリは、中部で並ぶ99期の竹内雄作猪俣康一が有力。番手になりそうな猪俣が本命、対抗が竹内。また、自在性ある101期の三谷竜生も怖い存在だ。

 第2回ガールズグランプリ(12月28日)は2選手の力が抜けている。先行して長くもがける加瀬加奈子と、まくりのスピードは女子トップの石井寛子だが、展開から石井がやや有利か。

◆プロフィール 山口健治(やまぐち・けんじ) 1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

◆アサヒ芸能12/24発売(1/2・9合併号)より

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク