社会

イライラしやすい春、肝機能の低下を防ぐストレス発散法はとにかく「出す」こと!

20160520stress

 東洋医学では、春は肝の季節だという。「東洋医学でいう肝とは肝臓の働きだけでなく、全身の『気(エネルギー)』の流れをコントロールし、精神を安定させ、内臓の働きをスムーズに保つ機能も含みます」(管理薬剤師・山田徳子氏)

 しかし、春は季節の変わり目で生活環境が変わることもあり、ストレスがたまりやすい。ストレスがたまると肝の機能が低下し、消化器系の不調や疲労感、イライラ、鬱といった症状が現れるようになる。簡単に言えば、ストレスの解消が肝の強化につながるのだが、一口にストレス解消法といっても、方法は多種多様。なかなか続かない、あるいは効果が上がらないことも多い。東洋医学を研究する根本叉智子氏によれば、

「東洋医学的に体にとっていいストレス発散法は『出す』ことです」

 声を出す、涙を出すなど、とにかく体から何か出すことが大切なのだという。

 例えば、涙を出すことでもいい。日常では泣く機会は少ないが、泣ける映画を観たり、本を読んで泣いたり。思いっきり泣けば泣くほど、その後の気分は爽快になるという。他にもスポーツやサウナなどで汗を出す。大きな声を出す。ハイキングに出かけ、野山で思いっきり声を出す。カラオケもいいだろう。さらには、トイレの時間を長くとってゆっくりと出す。排泄もストレス解消になるという。

「体の中の毒素を出し切るいい機会にもなります」(三上藤雄整体院院長)

「とにかく『出す』ことを意識することが大事で、方法は何でもいい」(前出・根本氏)

 しかし、「出す」とはいっても「衝動買い」でお金を出す行為は一時的にはストレス発散にはなるが、無駄遣いが新しいストレスを生むことが多いのでオススメできない。続けて「出す」ことができそうなものからやるのがいいだろう。

(谷川渓)

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
4
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
5
【大騒動】楽天・田中将大が投げられない!術後「容体不良説」も出た「斎藤佑樹との立場逆転」