ところで「清原監督」が最有力候補となる背景には、球団が抱える「ある問題」が存在する。それを象徴するのが、水面下の交渉を進める後藤高志オーナー(62)の、この言葉である。「とにかく人気がないとダメだ!」
西武担当記者が解説する。
「確かに連日1万人前後と、西武ドームの集客は落ち込み、赤字続きです。人気のある雄星が先発した試合でも、わずか1万3000人。営業面の問題は深刻化しています。もはや野球ファンだけではスタンドが埋まりませんから、野球を知らない人たちにも訴求力がある清原氏の監督就任は十分アリですよ」
球団存続のためにも急務となる、人気のV字回復。なるほど、リストアップされた候補者の顔ぶれからは、清原氏以外に適任はいないだろう。
その具現化を見据え、西武はシーズン前からすでに「布石」とも言える動きを開始していた。前出・球団関係者が声を潜めて言う。
「西武戦を中継する『文化放送ライオンズナイター』が今年、30周年を迎え、清原氏がそのイメージキャラクターに就任。同局の解説者としても活躍することになりました。どうやら西武球団が文化放送に清原氏をプッシュしたようなんです。
現役最後に所属したオリックスのイメージを、もともとの出身である西武のイメージに戻すという戦略でもありますね」 現政権下での土井正博ヘッドコーチ(67)の起用も、将来の「清原シフト」をニラんだ布石だった、と話すのは前出・遊軍記者である。「清原氏がいくら大物とはいえ、指導者としての経験はまったくなく、いきなり監督として采配を振るえるかは未知数。そこで、現役時代の打撃の師匠であり、今も一目置いている土井ヘッドを参謀として残留させ、お目付け役兼実務担当となって事実上、ベンチを仕切ってもらう」
さらに、「清原監督」誕生を心待ちにしている人物のバックアップもある。前出・デスクが語る。「現役時代に後ろ盾でもあった、西武鉄道グループの堤義明元オーナー(77)の復権です」
堤氏といえば、05年に西武鉄道の株式を巡る証券取引法違反容疑で逮捕、起訴され、執行猶予付きの実刑判決を受けた。その執行猶予はすでに明け、着々と復権モードに入っているという。デスクが続ける。
「清原の現役時代、堤氏は(西武グループの)コクドの会長室に清原氏の肖像画を飾るほどの清原ファンでした。西武から巨人にFA移籍する際には寂しそうに『これも外さんといかんな』と言って肖像画を下ろしたのですが、代わりに掛けたのが2億円もするシャガールの絵画だった。堤氏にとっては、清原氏とシャガールは同等の価値。それほど清原氏を愛していた堤氏が後押しに動きだしている」
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