芸能

「あな番」ブレイク女優・奈緒、映画引っ張りだこ状態のモテぶりと紆余曲折

 今、最も勢いのある注目女優といえば、奈緒かもしれない。現在公開中の「先生、私の隣に座っていいただけませんか?」のほか、「君は永遠にそいつらより若い」と「マイ・ダディ」。さらに10月8日には、「草の響き」と、出演映画の公開が立て続けだ。前の2つはそれぞれ若手編集者役と女子大生役だが、後の2つは中学生の娘を持つ母親役と、心を病んだ夫の子を宿している妻役。幅広い役を巧みに演じ、女優としてステップアップしたところを見せている。

 彼女が脚光を浴びたのは、2019年の人気ミステリードラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)での怪演だったが、その劇場版も12月10日から全国公開される。あのストーカー気質のエグい姿が、大きなスクリーンに戻ってくるわけだ。

 いったい、このモテようの理由はどこにあるのか。

「ふだんの彼女は、どこにでもいるような女の子。面白くて、みんなを笑わせてくれる。それが撮影となると、驚くほど役に没頭。キャラクターの奥深いところまで見せてくれるから、重宝されるんだよね。彼女は女優を目指して20歳の時に福岡から上京したんだけど、最初の1年間は演技学校に通って基礎づくりに励んでいた。それが良かったんじゃないかな。今の確かな演技につながっていると思いますよ」(映画関係者)

 しかし、ここまで順調に歩んでこられたわけではない。名前を覚えてもらうのに苦労した。というのも、顔が蒼井優や永作博美に似ているとの見方から、業界から敬遠されることも多かったのだ。視聴者からもそっくりさん扱いされ、2年ほど前までは知名度がアップすることはほとんどなかった。しかし、もうその心配はいらないだろう。いまや押しも押されもしない若手の実力派女優なのだから。

 ちなみに、身長は157センチで、かつてモデルをしていたこともあって、ボディは非常にスレンダーだ。

 9月23日に公開されたばかりの「マイ・ダディ」の中では、ベッドシーンも演じているが、残念ながら肩下までシーツで覆っていてほとんど見えない。喘いだりもしない。“白血病”にかかった娘を救うヒューマンな物語のため、今回はそれも仕方ないか。

 特技はイラストを描くこと。自身のインスタグラムでも、映画の好きなシーンを描いては発表している。その腕前はプロ並みと言われるほどだ。彼女のそうした才能も今後、演技面で活かされる時が来るかもしれない。

(映画ライター・若月祐二)

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