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記事全文を読む→野口聡一「宇宙に行く時は出張手当が出る」
●ゲスト:野口聡一(のぐち・そういち) 1965年、神奈川県生まれ。1996年、NASDA(現JAXA)の宇宙飛行士候補者に選抜され、同年8月より米国NASAジョンソン宇宙センターにて訓練を開始。2005年、スペースシャトル「ディスカバリー号」で、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在。2009年には、日本人として初めてソユーズ宇宙船に船長補佐として搭乗、2020年には日本人で初めて民間の「スペースX社」の宇宙船「クルー・ドラゴン」に搭乗し、約5カ月半ISSに滞在した。今年6月、JAXAを退職。最新著書「宇宙飛行士だから知っている すばらしき宇宙の図鑑」(KADOKAWA)発売中。
2つのギネス記録を持つなど、日本を代表する宇宙飛行士の野口聡一氏。26年勤めたJAXAを退職し、現在は新しい挑戦の真っ最中だ。そんな氏のまさかの登場に天才テリーのテンションは最高潮! 宇宙飛行士について、宇宙について、宇宙人について、童心に返って聞いた!
テリー この前出された「宇宙飛行士だから知っているすばらしき宇宙の図鑑」(KADOKAWA)読ませていただきました。楽しいし、ワクワクするし、今年見た本の中でいちばんおもしろかったですよ!
野口 そうですか。ありがとうございます。
テリー 子供からお年寄りまで幅広く楽しめる本になってますね。
野口 夏休みですからね、お子さんの自由研究などに使っていただければと思います。
テリー 今日はいろいろと伺いたいんですが、まずJAXA(宇宙航空研究開発機構)を退職されたのは?
野口 JAXAとは違う、民間でいろいろとやりたいことが出てきたからです。
テリー それは、やっぱり宇宙関連のことを。
野口 それもありますし、子供たちの教育にも関わっていきたいですね。
テリー 退職後、国際社会経済研究所の新理事に就任されたというニュースもありましたが、もう他からも声がかかってるんですか。
野口 そうですね。いくつかお話をいただいていて。私みたいな民間にいるプロの宇宙飛行士の経験を必要としてくれる企業や組織とはどんどんお話しして、一緒に仕事していければと思ってます。
テリー 基本的なことですけど、JAXAの職員って国家公務員なんですか。
野口 いえ、国立研究開発法人ですから、大学の先生なんかと一緒ですね。
テリー 給料なんですか。
野口 はい。安いんで辞めたんですけど。そんなこと言っちゃいけないな(笑)。
テリー アハハハ。そうすると、宇宙に行くと出張手当とか出るんですか。
野口 はい、出ます。
テリー そうなんだ(笑)。じゃあ宇宙に行くと、ものすごく忙しそうじゃないですか。あれは残業代が出たり?
野口 いや、1日の労働時間は8.5時間と決まっていて、週末の仕事がない日もちゃんと作ってあるんですよ。ただ、研究室に寝泊まりしてるようなものですから、完全に仕事を忘れるのはなかなか難しくて、気をつけないと相当ブラックな職場になっちゃいますね。
テリー 「せっかく宇宙まで来てるんだから」って欲張っちゃいますよね。
野口 だから、頑張りすぎないことが大事ですよね。私も1回目(2005年)の時には「もう少し頑張ればここまで終わる」って頑張りすぎてしまって、よく先輩飛行士から「もういいから寝たほうがいい」とか言われたんですね。それで2回目以降は、私も新人飛行士に「そんなに頑張っても報われないから、週末は好きなことをすればいい」って言うようになったんですけど。
テリー なんで報われないんですか。
野口 頑張って週末に仕事を進めても、月曜日の朝に運用管制官から、「あ、終わったの? じゃあ、今週はこれだから」って言われるだけですから。だったら金曜の夕方に仕事が終わってなくても「ごめん、終わらなかった。これ、積み残しだから」って、正直に言えばいいんですよ。
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