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記事全文を読む→【湯河原クマ騒動】目撃動画に町民驚愕⇒「クマではなかった」公式発表⇒実はクマ対応の猟銃を誰も持っていない「あぁ、お粗末」
神奈川県の西端に位置する湯河原町は、隣接する箱根や熱海と並ぶ有名温泉地だ。そんな地でクマの目撃情報をめぐる大騒動が持ち上がっている。
キッカケは6月7日午後に放送された防災無線情報だった。
「湯河原町からお知らせします。宮上万葉郷の付近でクマの目撃情報がありました。お出かけの際は十分に注意してください」
万葉郷は温泉場中央に近い、南側の高台にある別荘地。同日夕方には「今回のクマの出没情報は、SNSで1週間ほど前に宮上の万葉郷付近でクマを目撃したとの動画でした」との続報が伝えられた。目撃動画が撮影された現場界隈は町営の日帰り温泉施設をはじめ、数多くの観光スポットが集中しているエリアである。
ついに湯河原にもクマが出たか…。この日、町は大パニックに陥った。
ところが、である。翌日の夕方、農林水産課は町の公式メールマガジンで〈神奈川県の鳥獣専門官による動画解析を行った結果、走り方や色がクマではないと判明されました〉との検証情報を発出。「判明されました(正しくは判明ではなく判定)」という奇妙な日本語に担当者の焦りが感じ取れるのだが、これで一件落着と思いきや、町民の一部から目撃動画の解析結果に対する疑念の声が沸き上がったのである。
「クマではないなら何だったのか」町からの説明いっさいなし
例えば湯河原フリークらが運営する交流サイトでは、メンバーから次のような疑問や指摘が投げかけられている。
●複数のベテランハンターや動物写真家に目撃動画を見てもらったところ、いずれも口を揃えて「クマである可能性が高い」と言っている
●町は「クマではない」とする詳しい理由を開示すべきだ
●クマでないのなら何だったのか。そのことを町は全く説明していない
それだけではない。この間の経緯を農林水産課に問い質した元町議は、上記の交流サイトで驚くべき事実を暴露しているのである。
〈今回はクマではないという事にはなったとしても、お隣の熱海市ではクマが出ている。湯河原町もいつクマが出てもおかしくないと、皆思っているはずだ。そこで確認すると、町の猟友会にはクマに対応できる猟銃を持っている人がいないのだそうだ〉
要するに、湯河原町には単独でクマに対処する準備も態勢も全く整っていないという、オソマツ極まる実態が明らかになったのである。
言うまでもなく、湯河原は観光の町である。ハリウッドのスリラー映画「ジョーズ」で描かれたような事態にならなければいいのだが…。
(石森巌/ジャーナリスト)
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