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記事全文を読む→悪評ドラマ「テッパチ!」がもしも「トップガン」をとことん真似て「ベッドシーン」まで作っていたら…
この夏ドラマ「テッパチ!」(フジテレビ系)は、陸上自衛官になるために集った若者たちの成長ぶりを描いた作品だった。9月14日に最終回を迎えているが、視聴率は低迷し、オリコンの満足度ランキングも10位圏外が続いた。
SNSでも賛否というより、批判の方が圧倒的に多かった。警察も自衛隊も「国家の治安を守る」という、根底にある立場は同じなのだろうが、自衛隊組織の背景にあるのが、戦争と切り離すことができない、という現実。この原稿を書くこと自体が「右寄り、左寄り」といった思想問題や、憲法9条のあり方にまで発展してしまいかねない。そういった意味では、非常に扱いづらいテーマであると、改めて実感させられた。エンタメライターが言う。
「このドラマは、トム・クルーズ主演のハリウッド映画『トップガン』(86年)をベースにしているのでは、と言われました。『トップガン』の続編『トップガン マーヴェリック』は5月下旬に公開後、いまだロングラン上映中。9月16日からは、その第1、第2シリーズを一度に鑑賞できる特別上映まで始まり、本家は絶好調。1作目では、アメリカ海軍のパイロットに従事するマーヴェリック(トム・クルーズ)の迫力ある飛行シーンに加え、友の死や教官との恋などが描かれています」
翻って「テッパチ!」はどうだったか。ドラマライターが、あとを引き取って論評する。
「脚本は第1部(1~6話)では、本田陸朗氏と関えり香氏、諸橋隼人氏が交代で書いていました。しかし初っ端から、男性陣のシャワーシーンに批判の声が続出した。結局、そのシーンは少しずつ尺が短くなり、3話以降からは全く登場しなくなって…。もともと既定路線だったのか定かではありませんが、第2部(全11話のうちの7話)からは、関氏が一貫して脚本を担当していました。木村拓哉主演のドラマ『教場』(フジテレビ系)のようにもっと硬派に作るべき、という声も少なくありませんでしたが、あくまで群像劇を中心とした展開を貫いていた。災害時の救済シーンなどを多用して、自衛隊を美化しすぎることで、これまたいろいろな憶測が生まれてしまうことを避けたのかもしれません」
3話以降、世帯視聴率は4%台にとどまる一方で、TVerではドラマランキング1位に躍り出ていた。同時間帯に放送されていた「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系)は、1位になったことはない。誤解を恐れずに言えば、政治にはまるで興味がないし選挙にも行かない、「ニッチな人たち」に支えられていたのかと。
最終話のラストでは、フジテレビお得意の主演・町田啓太とヒロイン・白石麻衣の、キスシーンが登場した。これこそ「トップガン」をまね、「悪ふざけが過ぎる!」という大炎上覚悟で、ベッド上での絡みまで作っていたら、それはそれで見逃し配信サービスなどでの視聴回数がぐ~んと伸びたかもしれない。
(島花鈴)
アサ芸チョイス
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