芸能
Posted on 2025年04月20日 17:56

洋楽オヤジが歓喜!「ロックスター映画」〈そっくり編〉ヴァル・キルマー「CG超え」の顔面完コピに驚愕

2025年04月20日 17:56

 伝記映画の出来・不出来は見た目が大きく作用する。専門家たちをうならせた生き写し作品の数々を紹介しよう!

 まず、音楽・映画評論家の村尾泰郎氏が、真っ先に挙げたのが、「ラブ&マーシー」で若き日60年代のブライアン・ウィルソンを演じたポール・ダノ。

「見た目よりも、雰囲気をよく捉えていました。売れっ子作曲家としての自信とは裏腹に、精神が不安定で壊れやすそうな感じが似ていました」

 黒人女性3人組のボーカルグループ「シュープリームス」をモデルとした「ドリームガールズ」(07年)で、カーティス・テイラー・ジュニアを演じたジェイミー・フォックスを激推しするのは、「ダイノジ」の大谷ノブ彦氏。

「伝説のレコードレーベルと言われる『モータウン』の創始者、ベリー・ゴディをモデルにした役柄ですが、インチキくさいキャラがめちゃくちゃそっくりでした(笑)。イメージ通り、女性にルーズで、お金のために人種の壁を越えて音楽を売りつけていく、たくましい感じがよかったですね」

 そんな雰囲気やキャラクターばかりではなく、見た目のそっくり加減では〝ロック界の女王〟ことティナ・ターナーの自伝を描いた「TINAティナ」(93年)は忘れられない映画だ。主人公のティナを演じたのが、当時売り出し中の若手女優であったアンジェラ・バセット。その熱演ぶりもさることながら、もともと声量に自信があったというバセットの歌唱シーンはまさにウリふたつ! ご本人登場かと錯覚しそうな声色はそっくり度100%だ。その功績が称えられ、バセットは第51回ゴールデングローブ賞で主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞している。

 一方、狂気じみた雰囲気に加え、公開直後から〝本人そのもの〟との評判を得たのが、「ドアーズ」(91年)で主人公のジム・モリソンを演じた、ヴァル・キルマーだ。撮影前に歌と演奏を徹底して覚え、吹き替えなしで演じた音楽シーンは圧巻の一言。顔つきだけでなく追っかけのグルーピー女たちを次々に魅了するセックスシンボルとしての魅力も兼ね備え、もはやCG超えの憑依ぶり。「トップガン」アイスマン役でも人気だったキルマーは今年4月に65歳で惜しまれつつ逝去! 合掌。

 他にも、「ランナウェイズ」(11年)でジョーン・ジェットを演じたクリステン・スチュワート、「ホイットニー・ヒューストン」(22年)でホイットニーを演じた、ナオミ・アッキーなど、伝記ロック映画をもり立てるクリソツ役者たちの憑依力にただただ感服するばかりだ!

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク