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イチローと松井秀喜「こんなに違う」ジャパンマネー錬金術!(3)社会貢献活動で過ごす余生

 そんな松井の近影を拝めたのが10月15日のこと。母校の星稜高校創立60周年記念同窓会のトークイベントに、リラックスした表情で姿を見せた。

「在校生あるいはOB・OG限定の催しでしたが、1000人以上が詰めかける大入り。1時間半にわたって、高校時代や現役時代の思い出を語る内容でした。イベントの中で、松井とOBで現・ヤクルトの奥川恭伸(21)の卒業写真がスクリーンに並んで映された時には『(奥川は)初々しいけど、コッチ(松井)のは今と変わんないな』と自虐コメントをする“松井節”で会場を笑わせていました」(学校関係者)

 トークショーの前には、石川県では4年ぶりとなる野球教室も開催。約600人の応募の中から選ばれた小学生35人が参加した。

「年に数回、お忍びで実家に家族を連れて帰省しているようですが、コロナの影響もあって、地元での野球教室の開催は長く見送られてきました。松井の直接指導はもとより、引退してから10年近い年月を経てもサビ付かない打棒は見事でした。外野のネット越えのホームランに子供たちは目を輝かせていましたよ」(地元関係者)

 今回の野球教室を開いたのは松井が主宰するNPO法人「松井55ベースボールファウンデーション」。ニューヨークを拠点にして、世界的視野で野球振興に意欲的な活動をしている。

「ヤンキース時代の通訳と、同じくチームスタッフであり草野球仲間の日本人と松井の3人が中心メンバーです。さらに今年の5月には、『一般社団法人アフリカ野球・ソフト振興機構』が進める『アフリカ55甲子園プロジェクト』という、アフリカに野球を広める活動にも参加している。金銭に無頓着で財テクに精を出すことはないが、余生を過ごすには余りある蓄えとメジャーの年金がある。このまま社会貢献活動を続けて、表舞台からフェードアウトするつもりかも」(米国在住スポーツライター)

 球界のレジェンドは引退後の生き方も個性的。Y字路のように分かれた2人の10年後、20年後は如何なる人生が待っているのだろうか。

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