日本中の視線が注がれた大谷翔平のバットは、湿っていた。オリックスとの強化試合に侍ジャパンの「2番・DH」として先発出場したが、3打数無安打で途中交代。3月5日のWBC本番前にまだあと1試合、3月3日の阪神との強化試合を残すが、大谷の調子はど...
記事全文を読む→前のめりのレポーターを駆逐した松田聖子「離婚疑惑対応」職人ワザ/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
私は一時期、女性週刊誌で松田聖子の番記者をしていた。したがって、言い方は悪いのだが、彼女の記者会見を「嫌というほど」取材してきた。だからこそ痛感するのが、彼女の芸能マスコミを巧みに誘導する力。つまり、聖子は自分がどう動けばマスコミがどう動くかを熟知し、マスコミの「餌食」にされていると思わせながら、実はマスコミの方こそが、彼女の掌で踊らされている…そんなすべを持つ、類稀なるスターなのである。
最初の夫・神田正輝との離婚危機、別居問題が報じられる中、実に5年4カ月ぶりに記者会見に臨んだのは、96年2月23日だった。聖子はこの年秋、全米でも公開予定の日米合作映画「サロゲート・マザー」に出演。PRのため、久しぶりに登場したのだ。
物語は、不妊症に悩む日系アメリカ人キャスターのナオミ(聖子)が夫と相談の末に代理出産を決意し、ある代理母を選んだことから不可解な事件が起こり始める、というサスペンス。しかし、集まった300人を超える報道陣にとって、映画の内容は二の次三の次。エスカレートする陣取り合戦、そして離婚問題について聞きたくてウズウズするレポーターたちのテンションは爆上がり。会場は早くから異様な熱気に包まれていた。
そんな中、主演を務めるハリウッドの新進女優、プロデューサーとともに、聖子が登壇。
「久しぶりに女優をやったのでかなり緊張しましたが、気軽な感じでできて、本当にいい経験でした」
そう語るや否や、彼女ひとりに質問が集中。さらにしばらくして、あるレポーターが「ところで聖子さん、正輝さんとは…」と口火を切ったものだから、大変だ。
事前に主催者が「映画以外のプライベートなことは絶対に聞かないで下さい」と釘を指したにもかかわらず、会見場は完全に「聖子、離婚疑惑を語る」の現場と化したのである。
とはいえ、さすがは聖子。芸能マスコミからの直球に、
「皆さんが騒いでいるだけ。私たちには何の問題もありません」
と笑って否定。さらに当初、映画でOKしたと報じられたヌードシーンについても、
「肉体派女優ではないですから、求められていないのでは」
軽くいなす余裕を見せたのである。結局、会見は20分で終了。ワイドショーデスクが苦笑いしながら語った、こんな言葉を覚えている。
「アメリカ進出によって日本での出演が減り、爆発的に売れていた頃に比べれば、聖子人気に翳りが見えていたことは事実。なので彼女にとっても、この会見はある意味、賭けだったはず。だからあえてオンエアでカットされないよう、スキャンダルに関する質問もうまく入れ込みながら答えた。しかも、あの受け答えは全盛期以上。進化した彼女には脱帽ですよ」
やっぱり「松田聖子」、恐るべしなのである。
(山川敦司)
1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。
アサ芸チョイス
毎晩、家族でテレビを囲む。その画面の向こうで、こちらも「見られている」かもしれない。そんな話が近年、じわじわと広がっている。「盗聴装置が仕込まれている」「スパイ機器だ」……。SNSに流れる過激な言葉をそのまま受け取る必要はない。だが「スマー...
記事全文を読む→3月16日の確定申告期限が刻一刻と迫る中、国税当局が不穏な動きを見せている。ターゲットは、SNSやマッチングアプリを主戦場に男性らから多額の「手当」を吸い上げるパパ活女子、そして華やかな生活を売りにするインフルエンサーたちだ。かつては「男女...
記事全文を読む→小学館の漫画アプリ「マンガワン」をめぐる問題が、波紋を広げている。発端は、過去に児童買春・ポルノ禁止法違反で罰金刑を受けていた漫画家が、別名義で新連載を開始していたことだ。編集部は起用判断の不備を認め、当該作品の配信停止と単行本の出荷停止を...
記事全文を読む→

