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三浦カズの「還暦でも現役」が冗談ではなくなってきたポルトガル移籍のウラ事情

 サッカー元日本代表FWで、ポルトガル2部リーグ、オリベイレンセへの期限付き移籍で基本合意している三浦知良が1月26日に、現地へと出発した。

 契約期間は、同リーグ終了までの半年間。背番号も愛着ある「11」に内定している。15歳で単身渡ったブラジルを皮切りにしたプロ生活は38年目に突入し、これが5カ国目となる海外リーグでのプレーだ。

 昨季は4部リーグにあたる日本サッカーリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズに移籍しており、「僕にとっては鈴鹿もポルトガルも同じですから」と慣れた様子で話していたが、それにしても2月26日で56歳である。

 そんな「毎年、サッカーに対する情熱が熱くなる」として、還暦での現役続行も視野に入るカズの収入は、毎年必ずCMが軸になるという。三浦をよく知る人物が語る。

「カズさんのCMのギャラは1本5000万円以上と言われています。値下げ交渉は基本、一切応じない強気の設定なのですが、出演オファーが途切れた年はありません」

 とはいえ、戦力としてのオファーがなければ即引退というのが、プロ選手の現実。ただ、こちらも毎年、複数のクラブから必ずオファーが舞い込む。昨季もプロアマ混在のJFLの観客動員が飛躍的に伸びるなど、「カズ効果」は絶大だからだ。

 そんな中、今回のポルトガル2部リーグからのオファーには、カズの保有権を持つJ1横浜FCのオーナー企業「ONODERA GROUP」のアシストがあった。オリベイレンセの経営権を持つ小野寺裕司オーナーから直々に「選手としてポルトガルのクラブにいってほしい」とのオファーを受け、カズが即決した形となった。

 同グループは東京・豊洲市場の正月一番マグロを3年連続4回(18年、21年~23年)落札するなど、コロナ禍にありながら業績は絶好調。カズ本人が「辞める」と言わない限り、現役続行の支援体制も万全な状況が続いている。

(小田龍司)

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