スポーツ
Posted on 2023年05月03日 09:59

阪神タイガース「変な助っ人」烈伝/「2億7000万円の大型扇風機」ディアーは「鳥目」だった説

2023年05月03日 09:59

 阪神の歴代助っ人の中で、「2億7000万円の大型扇風機」と揶揄されたのが、ロブ・ディアーだ。

 メジャーリーグのジャイアンツ、ブリュワーズ、タイガース、レッドソックスで通算10年間プレーし、通算226本塁打という実績を引っ提げて、年簿2億7000万円という破格の条件で1994年に入団。

 その飛距離はすさまじく、高知県安芸市で行われていた春季キャンプではフリー打撃で放った打球がしばしばスタンドを飛び越えるため、急きょ「ディアーネット」が設営されたほどだった。

 球団関係者からも期待の声が上がったが、公式戦に入ると、とにかくバットにボールが当たらない。当たらなければ、本塁打は生まれない。特に外角の変化球を面白いように空振りし、三振の山を築き上げていく。

 結局、わずか70試合に出場したのみだったが、喫した三振は76個。8月には右手親指靱帯断裂を理由に帰国してしまった。打率1割5分1厘、8本塁打、21打点という散々な成績に終わったのだ。

 当時、ディアーに関する奇妙なウワサが、球団の内外を駆け巡っていた。記録した本塁打8本がデーゲームばかり。「ディアーは鳥目だ」というのだ。

 鳥目は夜盲症と呼ばれる。暗部の視力が著しく衰え、目がよく見えなくなる病気のことで、原因はビタミンA不足といわれている。

 過去、プロ野球界では、練習中のボールが目を直撃したため、極端に視力が低下する選手がいた。ナイターでは結果が出ず、引退を余儀なくされた者もいたが、健全な状態で「鳥目」呼ばわりされたのは、ディアーしかいない。

 だが実際は、阪神の調査不足といわれても仕方がない状況だった。なにしろ阪神入団前の10年間で1130試合に出場し、三振はなんと1379。打率は2割2分しか残していない。

 阪神退団後はパドレスで1年間プレーしたが、その時も出場25試合で、50打数30三振。目の問題そのものより、そもそも実力不足だったのだ。

(阿部勝彦)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年07月07日 11:30

    サッカー王国ブラジルが北中米W杯で3大会連続、ベスト16で姿を消した。W杯では優勝がミッションの国としては「惨敗」という結果だ。これでヒートアップしているのが、日本代表・塩貝健人である。ブラジルとの決勝トーナメント初戦直前に「(ブラジルは)...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月07日 11:30

    プロバスケットボールNBAでレーカーズとの契約が終了し、フリーエージェントとなっていた八村塁は、同じくロサンゼルスを本拠にするクリッパーズに、2年総額2800万ドル(約45億円)で移籍した。大リーグでいうところの、名門ドジャースを飛び出して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    スポーツ
    2026年07月08日 12:45

    今年は例年より遅い開催となる7月28日、29日のプロ野球「マイナビオールスターゲーム」。ファン投票選出選手の発表が7日7日に行われ、セ・リーグ投手(先発部門)に選ばれたのは、ここまで10勝している阪神・高橋遥人を僅差で抑えた、首位争いをする...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/7発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク