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阪神タイガース「アレ達成」でもテレビ局の「優勝特番」はちょっとだけという寂しい裏事情

 阪神タイガースに優勝マジックが点灯したが、こうなるとファンの反応は正直で、残りの本拠地主催試合のチケットは飛ぶように売れている。球団関係者はホクホク顔だ。

「今は昔と違い全席指定で、チケット購入はインターネット限定。阪神の応援が禁止されているビジター応援席以外は、完売状態ですよ。私にも『球団の営業からチケットを買えないか』と、友人知人からの問い合わせがすごい」

 かつて優勝した2003年、2005年にも、同様の現象は起こっていた。チケットが買えなかった阪神ファンは自宅でテレビ観戦するほかないが、メディア不況の昨今、テレビ局の懐事情は厳しい。

「以前なら優勝争いすれば予算を増やして、中継放映権の買い増しをしたこともありましたが、特に阪神主催試合の放映権は高くて買い増しできる状況ではない。狙い目としては、敵地の試合を中継することになる。18年ぶりのアレとなれば、優勝特番の制作もありますが、以前のようにオールナイトで放送する予算、人員はもはやどの放送局にもありません。平日なら全国ネット枠が終わる午前0時台から2時間程度の生放送で、後日、改めて収録の特番を組む局が増えるのではないですか」(在阪テレビ局スタッフ)

 18年ぶりの阪神フィーバーはもしかすると、以前ほどの盛り上がりは期待できないかもしれない。

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