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大谷翔平「エンゼルスで飼い殺し」を打破する「イチローの進言でマリナーズにFA移籍」急浮上

 今さら言ってもしょうがないが…。

 エンゼルス・大谷翔平の右肘側副靱帯断裂の悲報に「8月1日までにトレードしていたら…」という思いがよぎる。というのも、大谷の健康管理について、米メディアからエンゼルスに非難の声が挙がっているからだ。

 アメリカのスポーツ専門放送局「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏は大谷の右肘負傷の速報に「吐き気がする」と吐き捨てた上で、

「エンゼルスはショウヘイを裏切り、ファンを裏切り、MLBを裏切ったんだ」

 と、大谷起用法と管理体制に怒りを露わにした。

 バーランダー氏は「彼が疲労や痙攣がありながらも出場を続けて、数カ月が経つ」とエ軍の怠慢を指摘。ただでさえ今年は3月開催のWBCから体を酷使してきた大谷を、「なおエ」の負け試合でも休ませることはなかった。バーランダー氏の怒りは収まらない。

「そのたびに球団からは『疲労だ』と伝えられてきた。違う。彼の体は我々の目の前でボロボロになっていたんだ」

「誰でも見れば分かったことだ! もし疲労だけだとしても、なぜ中5、6日で登板させ続けるんだ! 回復させる時間を彼に与えないと」

 NYデイリーニューズ紙は悲嘆にくれている。

「ダブルヘッダーに連敗し、試合後に大谷とトラウトの故障を発表。エンゼルスのここ8~9年間を象徴している。ここまでくれば、怒りは通り越した。怒るのにはもう慣れっこだ。とにかく悲しい」

 トラウトと大谷を擁しながらア・リーグ西地区4位に沈んだ上に、球界の至宝2人を故障させた球団フロントの罪は重い。

 早くも米メディアでは「リスク回避傾向が強いドジャースは大谷争奪戦から撤退か」とする推測記事まで出た。トラウトの再びの故障者リスト入りに加え、大谷自身も今季、本塁打王だけでも獲得するために「指名打者枠」でのチーム帯同を、エンゼルスは早々に発表している。

 が、今シーズンオフ、2度目のトミー・ジョン手術を受けることになれば、大谷が二刀流に復帰するのは早くても、31歳になる2年後。FA権行使も厳しくなった。このまま「エンゼルスに飼い殺しにされる」最悪のシナリオだけは回避しなければならない。

 そこで浮上するのが、イチローが会長付特別補佐兼インストラクターに就任するシアトル・マリナーズだ。かつては任天堂がオーナーで、2002年に右肘の遊離軟骨除去手術を受けた佐々木主浩も在籍していた。今年のオールスター開催地であるシアトルの観客が「We Want Shohei」と大合唱したのは記憶に新しい。岩手出身の大谷にとって、8月の最高気温29度のロサンゼルスより、最高気温22度のシアトルの方が過ごしやすいだろう。

 今シーズンオフ、イチローの進言で「マリナーズにFA移籍」できれば、日米ファンは胸をなでおろすのでは…。

(那須優子)

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