スポーツ

「ポジションを選べる立場ではなくなった」巨人・坂本勇人が三塁手と一塁手で延命へ

 これはイントロにすぎないかもしれない。巨人・坂本勇人がプロ入り17年目、通算2081試合目で初めて、三塁手としてスタメン出場した。ほとんど付け焼き刃の練習しかしていない急な起用にも、その野球センスでカバー。4回二死二塁の場面では、ヤクルトのサンタナが放った強烈な打球をスライディングキャッチ。高度な守備力でのファインプレーで、G党を大いに沸かせた。

 坂本は試合後に「日々、勉強じゃないですか。チームの方針で動いているので。これからじゃないですか」と語った。

 坂本に代わってショートには門脇誠が入ったことに注目するスポーツ紙デスクは、次のように解説した。

「来年以降のコンバートへの入り口でしょう。坂本は近年、足まわりのケガで離脱することが多くなっている。少しでも負荷を小さくしようという、原辰徳監督の配慮ですよ。坂本はもう34歳。摩耗が激しいショートから別ポジションに移ることで、選手生命を延ばすことができます。予想以上に守備力がある新人の門脇をショートで使えるメドが立ったことも大きいです」

 2022年に右ヒザのケガから復帰する際に、原監督から一塁コンバートを打診された坂本は、拒絶した。ところが今回は…。

「あの時とは状況が変わりました。プライベートではスキャンダルを連発し、グラウンドでは若手の突き上げを食らっている。坂本がポジションを選べる立場ではなくなってきました。今後はショートも守るでしょうが、中田翔の調子を計りながら、岡本と坂本でサードとファーストを守っていくことが多くなります。コトの次第によっては、岡本と坂本が外野を守るケースも出てくるでしょう」(前出・スポーツ紙デスク)

 ショートの達人が、野球人生の岐路に立たされている。

(田中実)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
これは太川陽介を勝たせるため…「バスvs鉄道対決旅」で鉄道マニアの村井美樹にかけられた「疑惑」
2
太川陽介「元祖バス旅」ついに復活で「新パートナー」は実験的な「日替わり」も…
3
移籍先が見つからない田中将大の「救世主」はまさかの「明石家さんま」だった
4
久留里線と大鰐線に続いてしまうのか…いま最も「廃線危機」にある路線
5
プロ成績は歴然だけど…元日本ハム・斎藤佑樹と元楽天・田中将大「現在地と明暗」皮肉な大逆転