政治
Posted on 2023年10月10日 05:55

二階俊博元幹事長「政界引退」が駆け巡る舞台裏

2023年10月10日 05:55

「キングメーカー」と恐れられた自民党の二階俊博元幹事長(84)が最大の窮地を迎えていた。やることなすこと裏目に出ては、引退の足音もすぐそばまで迫ってきているようで‥‥。

「相手(候補)が選挙区でちょろちょろして困っているなら言ってほしい。5人、10人で押しかけて、同志をいじめたらこんな目に遭うぞと力を示そう」

 9月20日、長野県・軽井沢で開かれた派閥の研修会で、こう力強く鼓舞した二階氏。ただし、領袖の檄に奮い立った者もいれば、時代錯誤の言い回しに戸惑いを覚える議員もいて、「温度差はまちまちだった」(自民党関係者)という声もある。

 それもそのはず、安倍・菅両政権で歴代最長の5年にわたり幹事長を務め、絶大な存在感を発揮。が、岸田政権になって党内唯一の「非主流派」に立場が変わると、派閥の所属議員はピーク時の48人から41人まで減少。先の内閣改造でも「冷や飯」を食わされている内情を、政治部記者が説明する。

「二階派は閣僚2枠の確保を求めましたが、官邸側は『1枠』を用意。派閥幹部が反発すると、小泉龍司法相(71)と自見英子地方創生担当相(47)の初入閣が決まった。ただし、自見氏は二階氏が推していた議員ではなかったんです。もともと麻生太郎副総裁(83)と距離が近く、〝隠れ麻生派〟と揶揄されることもあり、二階派の間では『嫌がらせだろ』と、辛らつな意見も聞こえてきました」

 威厳を示せなかったことで、今度は強いパイプを持つ、〝十八番〟の日中外交で巻き返しを狙うと、

「東京電力福島第一原発の処理水放出で日中関係が悪化したことで、岸田文雄総理(66)は二階氏に親書を託し、パイプ役を任せようとしました。それなのに、中国側に切り捨てられるように訪中を断られ、面目丸潰れとなったんです」(政治部記者) 

 党内でも求心力はすっかり落ち、今夏にはある事件が起きていた。

「麻生氏の引退説が週刊誌に書かれましたが、実は同時期に、二階氏の引退も既成事実のように永田町を駆け巡ったんです。即座に犯人捜しが行われましたが、わからないまま。二階氏は表立っては黙殺の姿勢で平静を装っていたが、血管が浮き出るほど憤怒していたとか。それよりも周囲を驚かせたのは、これまでなら『辞めるわけない』と言っていたのに、今回は怒りながらも、否定する言葉が出てこなかったんです」(自民党関係者)

 揺れるドンに二階派議員の反応はシビアだった。自民党関係者が、声を潜めて続ける。

「党内では『水に落ちた犬は打て』とばかりに二階氏叩きが目立ってきた。ハナから寄せ集めのような派閥で、後継者も不在でした。引退となれば草刈り場になるのはわかっているので、水面下で各派閥への移籍を巡り綱引きが始まっている」

 政治生命を脅かす逆風を浴びて、今後、ドンな決断をするのか。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月28日 16:30

    バナナマンの日村勇紀が当面の間休養に専念すると、所属事務所ホリプロコムの公式サイトで発表した。今年に入ってから体調を崩すことが多く、医療機関を受診した結果、休養が必要との判断に至ったのだという。「心身の回復を第一に、コンディションを整えなが...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年05月07日 06:30

    ゴールデンウィークが明けても再起の見通しが立たず、長すぎる空白期間を過ごしているのは、左内腹斜筋肉離れでリハビリ中のヤクルト・山田哲人内野手である。沖縄・浦添キャンプのシートノック中に脇腹の張りを訴え、戦線離脱。5月になっても打撃のひねり動...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/12発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク