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記事全文を読む→自民党議員「ハニートラップ現場写真」流出の闇真相(1)「あいつは必ず引っかかる」
ローマ神話に登場するサトゥルヌスは「子に殺される」という予言を受け、我が子を次々と食い殺したという。この恐ろしい伝承は古くから絵画のモチーフとされてきた。そして本稿の主役は現役市長。“未来の政敵”と見なした実の息子を潰さんと、側近にハニートラップを依頼したというが、真相は‥‥。
ボーダー柄の半袖シャツに下はジーンズというラフな出で立ちの四十男が、妙齢の美女を連れて、新宿・歌舞伎町のネオン街を歩いている。
おそらく女性は30代だろうか。愛くるしい丸顔は、女優の藤原紀香を思わせる。タイトなワンピースが美しいボディラインを浮き上がらせ、とりわけプリッとした肉感の美尻からはフェロモンが匂い立ってくるようだ。
2人がしっかりと手をつないで向かった先は歓楽街。やがてオシャレなラブホテルに入ると、ロビーの案内板に歩み寄り、
「ねえ、この部屋どう?」
「お、ジャグジーがある」
なんて会話が聞こえてきそうだ。
やがてチェックインする部屋が決まると、2人は体を寄せ合いながら密室へと姿を消したのだった─。
最初にこの写真を見た時、何度心の中で「うらやましい」と呟いたことか。
夜の歌舞伎町ではよく見かける男女の逢引シーンだが、この2人は恋人同士ではない。
現役政治家と美尻の“工作員”という超ワケあり男女だというのだ。
写真を提供した自民党関係者A氏が、この四十男の素性を明かす。
「自民党に所属する千葉県議会議員の田中幸太郎氏(46)です。結婚して子供もいます。写真に写る美女は奥様ではないので、不貞行為ですね。2人が会ったのはこの日が初めて。しかも女性はある人物からのミッションを受けて、幸太郎氏にハニートラップを仕掛けたのです。もちろん、撮影されていることは了承済み。ラブホに連れ込んだ幸太郎氏は、その時まさか自分がハメられているとは思いもしなかったでしょう」
本誌が独占入手した現場写真は50枚以上に及ぶ。このラブホ密会が仕組まれたハニートラップだと聞いたうえで、改めて一連の写真を見ると、印象がまるで違ってくる。まるでジョロウグモの糸にからめとられた白い蝶が、毒で麻痺状態に追い込まれ、肉欲の巣に引きずり込まれているかのようだ。
この「ハニトラ写真」はどんな目的で、どんな経緯で撮られたのか。
「幸太郎氏の実父で、現市川市長の田中甲氏(68)が地元の有力者に依頼して撮影させたものです」
とは市川市議会関係者B氏の証言であるが、実の父が息子にハニートラップを仕掛けるとは信じがたい話ではないか。その発端は甲氏が市川市長選で初当選した22年4月頃にさかのぼる。
「甲氏は市川市の不動産管理会社の代表を務めています。その会社の取締役に幸太郎氏が名を連ねていて、たびたび金を無心してくることに腹を立てていたとか。さらには『あいつは俺の市長の座を狙っているのではないか』と疑いの目を向けるようになったのです」(B氏)
そこで甲氏が白羽の矢を立てたのが、地元の有力者で当時の側近X氏だった。以下は周囲の証言をもとにやりとりを再現したものだ─。
「あいつは一回選挙で落とさなければいけない。何とか潰したい」
X氏の前で、甲氏は幸太郎氏への不満をぶちまけると、こんなミッションを持ちかけたという。
「ハニートラップで貶めてもらいたい。やってもらえないか」
いきりたつ甲氏に、X氏はこう諭した。
「実の子供をハメるなんて、そんなことはやめたほうがいい」
しかし、相手は衆議院議員を3期務め、「こう!と決めたら田中甲」のキャッチコピーで市長選に勝利した百戦錬磨の政治家だ。断られても断られてもX氏にハニートラップを要請し続けた。
そして23年1月、X氏はついに折れた。
「しょうがない。甲さんを守るためだ。やりましょう」
ハニートラップ計画が始動した瞬間だった。
「X氏の承諾を受けて、甲氏は『やっとその気になってくれたか!』と大喜びしたとか。そして『あいつは俺の子だから必ず引っかかる』と、ハニトラ作戦の成功を信じて疑わなかったそうです」(B氏)
千葉県の“華麗なる一族”はスキャンダルの渦中に巻き込まれていく。
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