スポーツ

石川遼「米ツアー本格再挑戦」宣言にゴルフ界が大慌て!「テレビ放映とチケット収入」の残留コール

 男子プロゴルフ・石川遼の言動が、早くも大きな波紋を広げている。

 石川は10月22日に終わったアメリカ男子ゴルフツアー、ZOZOチャンピオンシップ(千葉県印西市、アコーディアG習志野CC)で、日本勢トップの4位に入賞。11月2日からメキシコで行われる、ワールドワイドテクノロジー選手権の出場権を獲得した。その勢いからか、

「常に思っている。遅すぎるということはないと信じている」

 と話し、米ツアーへの本格再挑戦に意欲を見せたのだ。国内ゴルフツアーを取材するスポーツライターが解説する。

「女子に比べ、国内の男子ツアーはジリ貧状態で、人気がある選手はひと握りしかいない。その代表格の石川が抜けることになれば、大問題です。スポンサーが下りて、トーナメント数が減りかねませんからね。日本ゴルフツアー機構(JGTO)としては、祈るような気持ちだと思います」

 石川は一昨年、アメリカで行われた下部ツアー予選会からの帰国直後に、新型コロナウイルス感染症に対する適切な自主隔離を行わず、一般客が利用するゴルフ場でのラウンドや練習を行った、との指摘を受けた。

 さらに自主隔離期間中には、複数人の飲み会にも参加。1カ月の出場停止処分を受け、JGTOの選手会副会長を辞任するなどの騒動を起こしている。

 だが、比較的軽い処分で済んだのは「石川のネームバリューへの期待があった」(前出・スポーツライター)からだ。なのに、もし米ツアーに本格再挑戦となれば松山英樹と同様に1年の大半、日本ツアーへの参戦はできない。テレビ放映やチケット収入に大きな影響を及ぼすことは間違いない。スポーツ紙ゴルフ担当記者も、次のように指摘する。

「石川が出場しなければ、そのトーナメントの記事の扱いは当然、小さくなる。テレビ局のスポーツニュースも同じでしょうね」

 アメリカで活躍する日本の女子ゴルファーは多いが、国内でも続々とスター選手が登場し、選手層の厚さを示している。ところが、男子は別。日本人として初めて四大トーナメントのひとつであるマスターズでチャンピオンになった松山がアメリカでのプレーを続行し、石川まで国内からいなくなれば、男子ゴルフ界の死活問題へとつながる。関係者の日本残留コールが聞こえてきそうだ。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身