スポーツ
Posted on 2024年05月06日 09:59

高津臣吾が引退試合で「終球式」をした現役最後の球団/あなたの知らないプロ野球「永久欠番」秘聞

2024年05月06日 09:59

 今季、BCリーグからNPBファーム組織に移った球団に「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」がある。同クラブは独立リーグ時代、新潟のプロ球団化を望みながら試合中に急死した野球少年にちなみ、「背番号10」を永久欠番とすることを決定。イースタン・リーグに加入した今季からは「サポーター背番号」の意味も持たせ、「10」を継続して永久欠番としている。

 だが同チームではもうひとつ「22」も、2012年9月22日に永久欠番としている。その背番号を背負っていたのが、現ヤクルト監督の高津臣吾だった。

 1990年代のヤクルト黄金期を支え、4度の日本一に貢献した高津監督はNPB、MLB、韓国KBO、台湾CPBLと4カ国の野球リーグを経験した、初の日本人選手だ。

 2010年1月4日にCPBLの興農ブルズと契約。チームの前期優勝に貢献したが、11月26日に契約を打ち切られると、2011年1月24日に独立リーグの新潟アルビレックスBCに入団する。テレビ番組のレギュラー野球解説者もこなしながら、1年目は27試合に登板し、0勝2敗16セーブで、防御率は2.16。セーブ数はリーグトップだった。

 翌年には新潟の選手兼任監督に就任したが、8月31日に、この年限りでの現役引退を表明する。引退試合は9月22日の長岡市悠久山野球場での信濃戦。試合後にはなんと「始球式」ならぬ「終球式」が行われ、ヤクルト時代から仲が良かった古田敦也氏を捕手にして、「最後の1球」を投じたのである。

 監督としてはBCリーグ初優勝を果たし、四国アイランドリーグplus王者の香川とのグランドチャンピオンシップも3連勝で制した。そして、この年限りで監督を退任している。

 2020年にヤクルトの1軍監督に就任。翌年にはチームを20年ぶり6度目の日本一に導いた。過去、胴上げ投手となった選手が同じ球団で監督として日本一になった、初めてのケースである。

 なお、ヤクルトの背番号「22」は永久欠番ではなく、現在も高津監督本人が付けている。

(阿部勝彦)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月06日 15:30

    1991年10月から毎年、春と秋の改編期に放送される「TBSオールスター感謝祭」。TBSの人気番組や新番組に出演する俳優やタレントらがクイズやゲームで競う、いわば番宣番組だ。今年は4月4日に放送されたのだが、番組の名物コーナー「赤坂5丁目マ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク