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記事全文を読む→岩城滉一「舘ひろしと昔はほぼ毎日一緒にいた」/テリー伊藤対談(3)
テリー ちょっと話は変わりますけど、岩城さんは昔からバイクに乗って、音楽やって‥‥。
岩城 いや、僕は音楽やってないんですよ。だから(バンドの)「クールス」とは全然関係ないんですよね。バイクに乗れない奴を教えてたっていうだけで。
テリー あ、そうなの?
岩城 そうなんです。だから(舘)ひろしなんかもバイクの後ろに乗っけて、調布の教習所に通いましたから。免許取るまで。
テリー そうなんだ。そういえば最近、「舘さんと和解した」みたいな記事を読みましたけど。
岩城 いや、ケンカしたこともないし、何にもないんだけど。ネット記事ってすぐ噓を書くからね(笑)。
テリー ということは、舘さんとは仲がいい。
岩城 いや、仲いいと言うより、昔はほぼ毎日一緒にいましたからね。今は何年も会わないのが普通なんだから、「仲がいい」って言わないじゃないですか。だけど仲が悪いっていうことはないですよ。ゴルフ場でばったり会えば、「おお、ひろし」って声かけますから。
テリー そうなんだ。じゃあ、舘さんと岩城さんの2人で何かをするっていうのはありますね。映画にダブル主演とか。
岩城 それはないと思いますよ。
テリー 個性がぶつかって面白くなった映画なんてたくさんありますよ。
岩城 でも、多分合わないですよね。
テリー そうかなぁ。岩城さんは誰だったら気が合うんですか。「北の国から」の田中邦衛さんとか?
岩城 ああ。でも、邦さんはほんとに「人がいい」って書いて額に入れて飾ってるような人なんで。相手が誰であろうとあんまり関係なくいい人。中途半端にいい人なんじゃなくて、常識的にすごくいい人なんで。それはもう邦さんを嫌いな人なんていないんじゃないですかね。
テリー 「北の国から」の現場ってどうだったんですか。倉本聰さんの脚本は大変だって聞きますけど。
岩城 でも、先生は話ができる人なんで。
テリー 「話ができる」って、例えば「俺はこうしたいです」とか言ったら許してくれたってこと?
岩城 そうですね。別に僕もワガママで言うわけじゃないんで、「でも先生、ここ、こういうふうに言ったら面白いんじゃないですかね?」「いやお前、喜劇じゃねえんだよ」って言うんですよ。「いや、喜劇じゃなくて焦ってるがゆえに、そういうつまんないことを言ったのが笑いになってもいいんじゃないですか」って言ったら、「確かにお前が言ったみたいに、お前が明るいから助かったかもしれない」って言ってくださって。「北の国から」って全体的に暗いドラマだったから。
テリー 暗いというかね。
岩城 だから「お前のセリフは字で書けないから、お前がそういうふうにポロッと言うのはOKでいいよ」って、僕がセリフに一言入れても、あんまりダメとは言われなかったですね。
テリー そうなんだ。でも、それって多分、珍しいですよね。俺なんかが持ってる倉本さんのイメージだと「セリフは一文字たりとも変えちゃいかん!」みたいな。だから現場は相当大変だったのかなって。
岩城 いや、もう大変です。本読みなんかも笑ってる暇なんかないですから。現場も過酷で、あの当時は寒さもマイナス35度なんて普通にありましたからね。地元の人にも「役者はてぇへんだな。こんなしばれる日におめぇ表で何やってんだ」って毎日言われてたぐらいですね。
ゲスト:岩城滉一(いわき・こういち)1951年、東京都出身。1975年、映画「新幹線大爆破」で俳優デビュー。同年、映画「爆発!暴走族」で初主演。1981年にスタートした「北の国から」シリーズ(フジテレビ系)に牧場を経営する北村草太役で出演し、代表作のひとつに。プライベートでは1975年にモデルの結城アンナと結婚、夫婦で番組に出演するなど、愛妻家としても有名。5月10日(金)より、26年ぶりの主演映画「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」が公開される。
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