スポーツ

あのイチローがせっせと行う“MLB殿堂入り工作”とは?(1)年々衰えは隠せないが…

20150129dd

 移籍先探しが難航するイチロー(41)が必死になっている。もちろんいい条件での現役続行に向けてだが、それ以上にグラウンド外の隠密活動にも精力を注いでいるのだ。全ては「悲願」達成のためなのだが‥‥。

 オリオールズ、マーリンズ、ブルージェイズ、ナショナルズ、タイガース。これらは、ヤンキースからFAになっているイチローに関心を持っているとされる球団だ。とはいえ、メジャー屈指の安打製造機がなかなか新たな契約にこぎつけられないのはなぜなのか。

 ひとつは「衰え」。イチローの打撃力、守備力、走力のいずれにも問題が生じているのだ。米スポーツメディア関係者が解説する。

「視力低下が著しいイチローは150キロ以上の速球に対応できず、ほとんど打てなくなりました。守備では普通に追いついて捕球していたはずのフェンス際の打球を、頭から(フェンスに)ぶつかるような体勢になってギリギリで捕ったり、目測を誤る場面も見られるようになった。あるいは、以前なら内野安打になったショートゴロが、今は一塁手のミットに打球が収まった時点で、まだ一塁ベース手前を走っていたりする」

 さらに、強気な交渉姿勢もネックになっているのだと、この関係者は続けて説明する。

「4番手、5番手の控え外野手としてではなく、レギュラー争いができることを条件としています。しかも3年契約を要求しているという。『俺は1年契約の選手じゃない。まだ3年、プレーできる』という過信です」

 膨大な数字とデータを集め、統計学の観点から野球を分析する「ベースボール・プロスペクタス」というウェブサイトがある。野球ファンはもちろん、メジャー担当記者も信頼を置き、データ分析では参考にしており、球団スカウトやGMも見ているほどの「権威」だ。レポートに「プロスペクタス」のデータを引き、自分の査定が正しいかどうかのよりどころにしているスカウトもいるくらいだ。

 このサイトがコンピュータを駆使して行った「長期予想」によると、イチローは今季、250回打席に立ち、打率2割6分で62安打。16年は2割5分8厘で61安打、17年は2割3分8厘で57安打となっている。23年に49歳で引退し、その年は打率2割2分9厘、55安打の成績だという。これだと今後9年間も現役を続けることになるが、

「イチローの契約が難航する一因には、この予想数字の存在もあります。こんな成績しか残せない40代の選手と3年契約を結びたがる球団はなかなかないでしょう」(メジャーを取材するジャーナリスト)

 球団サイドにしてみれば、衰えた高齢選手を獲得する「リスク」を冒すことができるかどうかだが、イチローが控え選手扱いを拒む最大の理由は、残り156本に迫ったメジャー通算3000安打達成という大目標があるからだという。それは単に区切りの数字だからということではない。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
2
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
3
またまたファンが「引き渡し拒否」大谷翔平の日本人最多本塁打「記念球」の取り扱い方法
4
フジテレビ井上清華「早朝地震報道で恥ずかしい連呼」をナゼ誰も注意しない?
5
巨人の捕手「大城卓三と小林誠司」どっちが「偏ったリード」か…大久保博元が断言