芸能

「朝の帝王」生島ヒロシの「借金10億円」窮地を救った「恩人」に顔向けできない末路

 元TBSアナウンサー・生島ヒロシが1月27日をもって、ともに27年間務めてきた「生島ヒロシのおはよう定食」「生島ヒロシのおはよう一直線」(TBSラジオ)を降板し、無期限の活動休止に入っている。

 直接のキッカケは、番組の女性スタッフに無修正の卑猥な画像を見せたことがコンプライアンス違反にあたるというものだったが、日ごろからパワハラ、セクハラ行状が目立ったと言われている。先の2番組は同時間帯の聴取率1位だったことから、生島は「朝の帝王」と崇められてきた。ただ、レギュラーはこのラジオ番組だけだったことで、事実上の引退といえよう。

 TBSを退社してフリーになった生島は1989年4月に「生島企画室」という芸能プロダクションを自ら立ち上げた。順風満帆だったが、やがて借金がかさみ、10億円もの負債を抱えてしまう。その危機をどうにか乗り越え、100人以上ものタレントを抱える大手事務所へと成長したのだが、そのピンチを救ったのが優木まおみだった。ベテランの放送作家が語る。

「もともとアナウンサー志望だった彼女は、民放全局の試験を受けるも全滅。22歳の時に生島企画室にフリーアナウンサーという形で所属しますが、なかなか芽が出ませんでした。そこで25歳で心機一転、グラビアの世界に飛び込みます。すると雑誌編集者に、国立の学芸大学出身という肩書きにヒントを得て『エロかしこい』というキャッチフレーズをつけてもらったことを機に、一気にブレイクしたのです。これによって事務所は大いに潤い、生島は借金を返済することができました」

 優木が成功した陰にはもちろん、生島のプロモーション活動があったことは想像にかたくないが、一度は立て直した事務所の評判が落ちることになれば、25歳でグラドルに転身した優木の頑張りが今さらながら、気の毒に思えてくる。

(佐竹小五郎)

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