もう真夏の外出は、根性で乗り切る時代ではないらしい。気象庁は今年、最高気温40度以上の日を「酷暑日」と新たに決めた。猛暑日を超える暑さが日常化したことで、服そのものが冷却機器になる流れも加速している。これまでのファン付きウェアは「現場作業用...
記事全文を読む→西武ベルーナドーム酷暑対策「冷却用ミスト噴霧」に「むしろサウナ状態になる」の悲痛
西武ライオンズの観客動員数が勢いを増している。チームは前週の日本ハム3連戦に続き、オリックスにも2勝1敗で勝ち越し。この時点で借金を1まで減らし、昨年4月12日以来、369日ぶりの3位に浮上した。思わぬ快進撃に、ファンの期待が一気に高まっているようだ。
昨年は歴史的な貧打にあえぎ、シーズン序盤から低迷したが、今年は監督が交代して心機一転、ファンの期待値は上がり、ベルーナドームでの開幕3連戦は全て満員御礼だった。ここまでの本拠地の1試合平均観客動員数は2万5632人にも上り、昨年の2万1905人を大きく上回っている。
チームが順調な一方で、懸念されるのは「換気の悪い体育館」と揶揄されるベルーナドームの、夏場の暑さ対策だ。7月から観客席に、大規模な冷却用ミストの噴射装置を設置すると発表。これによりドーム内の気温が5度、下がるという。
もともとベルーナドームの暑さ対策は、球団の最重要課題のひとつとされており、完全ドーム化に加え、屋根の撤廃を求める意見が上がっていた。しかし、資金負担が重荷になっているのか、銀行出身の後藤高志オーナーは「短時間で抜本的に解決するのはなかなか難しい」と及び腰の姿勢を見せている。
もっとも、あくまで小手先にしか見えない冷却用ミストの効果はどうなのか。事実、「むしろ逆に湿度が上がって、サウナ状態になりそう」「バックネット裏のミスト効果、全く感じられません。毎年6月以降はテレビで観戦します」などの懐疑的な声が出ているのだ。
冷却用ミストは、乾燥した環境では3度から5度、気温を下げる効果があるが、夏場には常に湿気がこもるベルーナドームでの効果となると、大いに疑問が残る。
チームが上昇機運にある中、本拠地の変わらぬ酷暑が客足を遠ざけることになりそうで…。
(ケン高田)
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