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記事全文を読む→墓地の周りはクマだらけ!秋の彼岸の墓参りは「腹をすかせて供え物を狙う狂暴グマ」との接近遭遇を最大警戒せよ
今年の彼岸は9月20日から26日までの7日間。だが彼岸を迎えても暑さが止む気配はなく、「暑さ寒さも彼岸まで」とは名ばかりの状況が続いている。
そこで、秋の彼岸の墓参りの予定を、後ろにずらす人が出てくる。「熱中症を避けるため、もう少し涼しくなってから」というわけである。
そんな中、全国各地の寺の墓地や霊園で、クマの出没が相次いでいる。9月20日には福島県喜多方市の山里にある墓地で、除草作業をしていた女性がクマに襲われ、「頭部裂創」や「左腕骨折」などの大ケガを負う、痛ましい人身被害が発生。警察や自治体などが、厳重警戒を呼びかける事態となっている。
日本列島にはヒグマ(北海道)とツキノワグマ(本州以南)が生息しているが、クマによる人身被害は9月から11月にかけてピークを迎えると予測されている。したがって、彼岸の墓参りを10月や11月に予定変更したとしても、墓地や霊園でクマに襲われる危険性は、むしろ高まると考えておかなければならないのだ。
クマの生態に詳しい動物学者は、次のように警鐘を鳴らしている。
「夏場は山中にエサが乏しく、クマは飢餓状態に置かれます。その結果、多くのクマがエサを求めて陸続と人里に出没し、人里でのエサ漁りに味をしめた一部のクマは、実りの秋を迎えても人里に留まり続けるわけです」
その点は墓地や霊園とて、例外ではない。動物学者が続ける。
「多くの場合、墓地や霊園は街中から離れた山間(やまあい)などに立地しており、周囲にはクマの好物である柿や栗などの木が植えられています。中には果物など墓の供え物に執着し、もっぱらこれを狙う個体も報告されている。全国レベルでクマの異常出没が続く今年は、墓地や霊園での接近遭遇に格別の警戒が必要になるでしょう」
墓参りで命を落としたのでは、シャレにもならない。自治体が公表している出没情報を必ず確認するなど、できる限りのクマ対策が求められる。
(筒井猛)
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