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記事全文を読む→ソフトバンクCS連勝でも空席が目立つ「看過できない」超高額チケットの悲鳴
クライマックスシリーズ(CS)でソフトバンクが、またしても日本ハムを圧倒した。第2戦の勝利でアドバンテージを含む3勝0敗とし、2年連続の日本シリーズ進出に王手をかけた。
試合は緊張感あふれる投手戦だった。ソフトバンクの先発・有原航平は6回を無失点で投げ切り、要所を締めるベテランらしい投球。打線は7回まで日本ハム先発・福島蓮の前にわずか2安打と沈黙していたが、8回に均衡が破れる。
一死一・二塁の好機で、福島から代わった上原健太の高め直球を柳田悠岐が完璧に捉え、左翼席最前列へ運ぶ3ラン。CS通算10本目となる一撃に、みずほPayPayドームは割れるような歓声に包まれた。
だが、熱狂の裏側では「異変」が発生していた。満員御礼と思われたスタンドに、ところどころ空席が目立ったのだ。球団は公式Xで当日券の販売を呼びかけ、公式サイトでも「17日以降のチケット、前売り購入可能」と告知。なぜ日本シリーズ進出がかかる大一番で、空席が残ったのか。
最大の理由は、チケット価格の高騰だ。ホークスのCSチケットは5000円前後からだが、日本シリーズ仕様になると倍以上に跳ね上がり、バックネット裏は1席3万円を超えることもある。外野席でも8000円台後半に達し、「家族4人で遠征費を含めて10万円を超えた」「CSでこの値段では次回は無理かも」といった悲鳴が…。
さらにホテル代や交通費の高騰も無視できない。博多市内の宿泊費はコロナ前の2倍から3倍に膨らみ、九州外からの遠征組の財布を直撃。「ひとりならまだしも、家族では無理」「テレビ観戦で十分」との現実的な声が増えていった。かつて気軽に楽しめた野球観戦が、今や「高級イベント」へと変貌しつつあるのだ。
そこに拍車をかけたのが、チーム作りの方向性だ。モイネロや有原ら実績豊富な補強陣で戦力は整う一方、長年チームを支えてきた顔ぶれは限られ、親近感を持ちにくい部分も。柳田の一打にスタンドは大きく沸いたが、生え抜き選手の活躍で歓喜する阪神ファンをうらやむ声は少なくない。
試合終盤にはほぼ満員となったが、チケット購入をためらった層の存在は見逃せない。ドームを包んだ歓声の裏で、勝利を重ねても空席が残る現実は、クラブ経営の新たな課題を浮き彫りにしている。
(ケン高田)
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