スポーツ
Posted on 2025年12月02日 14:00

韓国で厳しい評価なのに…李承燁コーチ就任で「バント三銃士」が揃った巨人の来季「攻撃スタイル」

2025年12月02日 14:00

 巨人の来季を語る上で最も象徴的なキーワードは「バント」かもしれない。
 豪快な本塁打でファンを熱狂させた李承燁(イ・スンヨプ)1軍打撃コーチの就任で「長打力向上」「ホームラン量産」といった期待が高まる…かと思いきや、韓国メディアが報じてきた「李承燁=バント多用」という実像が浮かび上がってくるのだ。

 2023年から韓国・斗山ベアーズの監督として、2025年シーズン途中までチームを率いた李承燁氏。中でも2024年は象徴的だった。斗山はリーグ2位となる犠牲バント85回を試みて、成功率は64.7%。これは10球団中9位の、精度の低さだった。数だけは多いのに結果が伴わない状況が続き、「バントを多用するわりに成果が出ていない」と厳しい評価を受けることになったのである。
 
 9回無死二塁、1点差の場面で「当然、バント」と言い切って送りバントを選択したケースや、8回5点リードという状況でも犠牲バントを指示した試合がある。あまりに保守的な采配はしばしば「日本式スモールベースボール」と揶揄された。

 何より象徴的なのが、来季の巨人には「バントを重視する指導者」が三者揃ったという点だ。阿部慎之助監督は確実に1点を取りにいく作戦を好み、川相昌弘コーチは球界随一の送りバントの名手として知られる。そこに韓国リーグ屈指のバント多用指導者が加わるのだ。まさに「バント三銃士」が揃ったのであり、この顔ぶれを見れば、チームがどんな攻撃スタイルを目指すのか、おのずと想像がつく。
 理想は長打と小技の両立だが、勝負どころでは「まず送る」という選択がこれまで以上に増える可能性は高かろう。
 
 今季の巨人は企犠打116、成功89、成功率7割6分7厘という結果を残した。送りバントの回数は多いものの、成功率が際立って高いわけではない。
 豪快なホームランと、徹底したスモールベースボール。対照的なスタイルを、来季の巨人は両立させながら戦うことになりそうだ。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク