例えば、こんな場面を想像してほしい。休日の昼下がり、渋滞を避けようと、カーナビが案内した田畑の間の脇道へ入る。一般に使われている道で、車同士がすれ違える程度の幅はある。だが速度を指定する標識や標示、中央線、車両通行帯はなく、中央分離帯や柵も...
記事全文を読む→なにもかもがわざとらしい「ミヤネ屋」宮根誠司の「高市早苗・流行語大賞」発表すっトボケ中継は「政府とズブズブ」だった
これを読んでいる皆さんはもう結果をご存じのことと思うが、「T&D保険グループ・新語・流行語大賞2025」の発表は12月1日14時からということで、「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)ではライブ中継を行っていた。
会場から中山正敏レポーターが報告。夏場は最高気温が出そうな場所に行き、温度計片手に汗ダラダラで、冬場は冬場で極寒の地に行き、吹雪に耐えながらの中継でおなじみの中山レポーター。顔がテカリすぎて、サウナにでもいるかのようだ。会場の熱気を伝えるため、あえてのテカリ顔かと思ったら、そうではなかった。
14時になると同時に、画面下には〈速報 働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相 高市首相 流行語大賞「TOP10入り」まもなくスピーチ〉というテロップが出たのだ。
そしてワイプに映る宮根誠司の「えっ? 高市さん来るの?」というそらっとぼけた顔。コメンテーターたちに向かって「高市さん、会場に来られるらしいですよ、今日」と話しかけ、その後も「高市さん、来るの、来るの」と今知ったテイである。
「宮根さん、宮根さん」という呼びかけにもしばし、気づかない様子を見せる。茶番の大渋滞だ。
「会場内はですねぇ、だいぶSPの方がいらっしゃって、緊張感が高まっております」
中山リポーターがそう言うと、宮根は大げさに驚いてみせた。
「えっ、TOP10なのにいらっしゃるの?」
そして、いよいよ、高市早苗首相がお出ましに。選考委員の室井滋から盾が贈られ、さらに司会者からはこう告げられる。
「実は今回の『働いて×5』は年間大賞も受賞しておられます」
同時にテロップは〈高市首相 流行語大賞「年間大賞」を受賞〉に変更された。
会場の司会者が「総理のご公務の関係で、ここで年間大賞、発表いたします」と説明していたが、TOP10の最初に出てきて同時に年間大賞を発表してしまっては、あとに出てくる人のモチベーションはダダ下がりだ。
喜んでいるのは選考委員のひとり、やくみつるくらいで、自身が描いた額装された高市首相の似顔絵色紙を渡し、持参した「Newsweek日本版」の「高市早苗研究」号にサインをしてもらう。ご満悦の様子だった。
「やくさん、公私混同しすぎでしょ」
スタジオの宮根がツッコミを入れていたが、なんだかもう、いろんな意味でオールドメディアの「ズブズブ感」丸出しに、呆れてモノが言えなくなった。
そもそもテロップがすでに作られている時点で、このことは番組スタッフや宮根にも伝わっているはずだし、高市首相が来ることが事前に連絡があったのは間違いない。もっといえば、わざわざ来ていただくのだから、TOP10では申し訳ないと忖度し、急遽、大賞になったとも考えられなくはないのだが。
「新語・流行語大賞」が世間とズレているのはいつものことだが、今回ばかりはさすがにどうなのか。いろんな思惑が蠢く政府とオールドメディアには「ズブズブ」の方が年間大賞として相応しいのでは。
それにしても、やくみつるのアイドルのストロー吸い口や、女優のタバコ吸い殻(口紅つき)などの、「コンプライアンス的にどうなの!?」なコレクションたちは今も無事なのだろうか。ぜひ「ミヤネ屋」で取材してもらいたいものだ。
(堀江南/テレビソムリエ)
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