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Posted on 2025年12月02日 11:30

【世界2位の超高額競馬】20年ぶり外国馬優勝で…ジャパンカップ1着賞金「来年から12億5000万円に引き上げ」の「条件」

2025年12月02日 11:30

 本サイトが11月29日に公開した〈ジャパンカップの大ヒント〉では、今年のジャパンカップにプレレーティング世界第1位のカランダガン(フランス調教馬)が電撃参戦してきたこと、主催者のJRAには唯一の外国参戦馬である同馬の優勝を心秘かに願っているフシがあること、などを指摘した。
 背景には近年、有力外国馬が日本特有の高速馬場を嫌って次々と参戦を見送る中、国際招待競走GIとしてのJCの存在意義が揺らぎ始めているという、抜き差しならない事情が横たわっていた。

 はたせるかな、11月30日に超満員の東京競馬場で行われた注目のJCは、堂々と後方に構えたカランダガンが高速馬場などものともせず、メンバー最速となる上がり33秒2という驚異の鬼脚を繰り出して優勝。2分20秒3の勝ち時計は、2018年に日本馬アーモンドアイが叩き出した記録を0秒3も上回る、JRAレコードだった。
 そして歴史的勝利を飾った陣営は1着本賞金5億円に加えて、褒賞金300万ドル(約4億7000万円)を手にすることになったのである。

 外国馬によるJC制覇は、2005年のアルカセット以来、実に20年ぶりのこと。JRAがホッと胸を撫で下ろしたことは想像に難くないが、そのJRAは来年からJCの優勝賞金を大幅に上積みすることを決定している。
 具体的にはJRAが指定した7競走(英ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、インターナショナルS、英チャンピオンS、愛チャンピオンS、凱旋門賞、ブリーダーズカップターフ)のうち、いずれかのレースを2年以内に制した外国馬がJCに参戦して優勝した場合、1着本賞金の5億円とは別に、本賞金をはるかに上回る褒賞金500万ドル(約7億5000万円)を積み増すというものだ。

 本賞金と褒賞金を合わせた12億5000万円という金額は、世界最高賞金で知られるサウジカップの1000万ドル(約15億円)に次ぐ、世界第2位の超高額賞金に該当する。今年のJCで衝撃的な勝利を収めたカランダガン陣営は「来年も参戦したい」との意向を早くも表明しており、来年以降、欧州をはじめアメリカやオーストラリアなどからも、有力外国馬が次々と参戦に踏み切る可能性が高まってきた。

 かつてのJCでは、日の丸とともに諸外国の国旗が華やかに立ち並ぶという、国際招待競走にふさわしい光景が見られた。20年ぶりとなる外国馬の優勝と高額褒賞金の積み増しによって、JCはその輝きを取り戻すことができるのか。

(日高次郎/競馬アナリスト)

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