社会
Posted on 2025年12月12日 11:45

航空機ソフトウェア不具合「全世界で欠航続出」トラブルは車・鉄道・船にも!命にかかわる大事故を回避するには…

2025年12月12日 11:45

 現在、世界の航空機の中で最も多い機材である、エアバス社のA320シリーズ。実は11月28日に同社は「強い太陽の放射が機体に当たると、飛行を制御する操作に欠かせないデータを破損する恐れがある」と、ソフトウェア上の欠陥を発表。アップデートの対象となったのは、A320シリーズの半数以上にあたる約6000機だったと言われている。

 ただし12月12日現在、アップデートはほとんどの機材ですでに終了。それでも世界中の航空会社で機材変更や欠航を余儀なくされ、ANAも34機が対象に。11月29日、30日の2日間だけで、101便が欠航となった。

 ちなみに今回の欠陥が発覚するきっかけとなったのは、10月下旬にアメリカの格安航空会社(LCC)ジェットブルーのA320で発生した、フライト中の重大インシデントだ。パイロットが操作していないのに機首が突然、下を向いて急降下。その結果、乗客12人が負傷している。

 だが、今回のようなソフトウェア上の欠陥は、A320以外の航空機はもちろん、車や鉄道、船などあらゆる乗り物にも生じる。現在はそのほとんどが運転、操縦をコンピューターで制御しているからだ。ITジャーナリストが言う。
「乗り物の場合、操縦システムの破損などが起きると、命にかかわる大事故に直結します。そのため、各メーカーは神経質なほどのチェック体制を敷いていますが、それでも完璧に防ぐことは難しいのが現状です」

 特に厄介なのは、今回のようなトラブルがあって初めて、不備が発覚するケースが多い点だ。とはいえ、
「公共交通機関の場合だと気を付けようがないですし、乗っている時にソフトウェアが不具合を起こす確率は非常に低い。だから過剰に恐れる必要はないと思います」(前出・ITジャーナリスト)

 飛行機や鉄道の安全性そのものは、非常に高い。あとは自分が巻き込まれないよう、祈るしかないのかも。

(滝川与一)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/1/27発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク