スポーツ
Posted on 2026年01月03日 09:00

【プロ野球ビックリ秘話】春季キャンプ初日から欠席の長嶋一茂がヤクルト球団に直訴した「前代未聞のわがまま」

2026年01月03日 09:00

 プロ野球選手にとっての新年は、キャンプイン初日の2月1日だ。その大事な日にアメリカまで行きながら「やらかした」選手がいる。現在はタレントとして活躍する長嶋一茂だ。

 話はヤクルト時代の1992年に遡る。当時、ヤクルトの1軍はアリゾナ州のユマで1次キャンプを張っていた。一茂はそのメンバーに選抜されていたが、なんと初日の朝の体操の時間になっても姿を現さず、事情を知らない選手や報道陣は騒然となった。
 真相は単なる風邪だったのだが、数日にわたりキャンプには不参加。この出遅れが響き、オープン戦では思ったような成績を残せず、開幕1軍は大ピンチに。ここで一茂がとった行動は、周囲を唖然とさせるものだった。

 当時を知るスポーツ紙デスクが明かす。
「なんと球団側に、アメリカへの野球留学を申し出たんですよ。当時、野村克也監督が率いるチームは優勝を目指しており、チーム一丸になる時期なのに、完全なわがまま。ところがなんと、球団は了承。ドジャース傘下の1Aベロビーチ・ドジャースに野球留学することになったものだから『父親からなんらかの圧力がかかったか、それとも忖度があったとしか思えない』と話題になりました。メジャーは無理としても、3Aなら分かりますが、1Aですからね。環境面は過酷だし、何か学ぶところがあるとは思えない野球留学でした」

 一茂は開幕直前の4月1日に渡米。9月4日に帰国し、2日後からチームに合流したが、チームが優勝争いをしていたこともあり、この年は最後まで1軍でプレーすることはなかった。

 1987年オフのドラフト会議でヤクルトに1位指名されて以降、入団1年目の88試合を最高に、毎年1軍でプレーしており、出場選手登録されないのは初めてのことだった。
 ヤクルトは一茂抜きで優勝しただけに、翌シーズン以降も戦力として考えていないことは明白で、この年のオフに巨人との金銭トレードが成立、チームを去ることになった。

「長嶋さんがノムさんに直接電話して、トレードをお願いしたという話です。当時の巨人、ヤクルトの担当記者の間では『ミスターも人の親だったね』という話になりました」(前出・スポーツ紙デスク)

 もし、一茂がキャンプ初日に風邪を引かず順調に調整し、オープン戦で結果を残していれば野村ヤクルトの優勝のメンバーとなり、巨人のユニフォームを着ることはなかったかもしれない。正月の過ごし方は、その後の運命を左右する、ということか。

(阿部勝彦)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年08月16日 09:00

    「イタい素人タレント」としてたびたびその動向が注目の的となる存在はいつしか、木下優樹菜から坂口杏里へと移りつつある。木下は2019年、タピオカ店の店員に土下座を強要したとされる騒動を経て、芸能界を電撃引退。以降はインフルエンサーとして活動を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    政治
    2026年08月15日 09:00

    部下に対する常軌を逸した「パワハラ行為」が正式に認定された神奈川県横浜市の山中竹春市長が、いよいよ土俵際まで追い詰められている。自身のパワハラ認定調査が公表された影響で、夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)に神奈川県代表として出場する横浜高...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年08月14日 20:30

    このところ、長寿番組をバタバタと終了させている印象の日本テレビ。タイトル変更をしつつ23年続いた「行列のできる法律相談所」が昨年3月に、大幅に企画内容を変えつつも32年続いた「ダウンタウンDX」が昨年6月に放送を終了。関西ローカル時代を含む...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/18発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク