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記事全文を読む→中国「レアアース報復」へ日本が1.11反撃開始!深海6000メートルに沈む165兆円「世界最強の宝の泥」
中国政府が突如として「デュアルユース(軍民両用)物資の輸出禁止措置」という奇襲に打って出たのは、1月6日夜のことだ。翌7日、木原稔官房長官は会見で、
「今般の措置は国際的な慣行と大きく異なり、決して許容できず、極めて遺憾」
と不快感をあらわにし、外務省を通じて中国側に強く抗議、撤回を要求したという。中国による「レアアース報復」は、尖閣諸島をめぐる緊張が極限に達した2010年9月以来、二度目となる。
全国紙経済部記者が解説する。
「言うまでもなくレアアースは、EVや半導体の心臓部を形成します。当時、レアアースの約90%を中国からの輸入に頼っていた日本は、大打撃を受けました。そんな教訓があり、現在は中国からの輸入は60%程度に減少しているものの、依然として依存度は高い。中国の報復措置が長引けば、日本が被るであろう経済打撃は年間2兆6000億円に達する、との予測があります」
日本には反撃のカードなしか――。そんな弱音が経団連幹部から漏れ聞こえる中、「日本の運命を劇的に変える」とされるのが「南鳥島」だ。東京から南東約1950キロに位置し、船で片道5日ほど、航空機でも片道4時間かかる日本最東端の島だが、実はその深海には驚くべき濃度のレアアースを含む「泥」が堆積。これが、中国が突きつけた「レアアースの刃」に対抗する、究極のカードになるのではないかと、以前から期待され、調査が進められているのだ。
前出の経済部記者が言う。
「南鳥島周辺海域の深海6000メートルに堆積しているレアアース泥の推定埋蔵量は、日本の消費量の数百年分に相当する1600万トン。これは資産価値にして実に165兆円という、天文学的な数字です。しかもこの泥のすごみは量だけではなく、その物質には中国産の20倍とされる、高純度な成分が含まれている。文字通り、世界最強の泥といっても過言ではないでしょう」
そんな「レアアース泥」の世界初となる試験採掘が1月11日から、南鳥島周辺で開始される予定だが、ここで妨害行為に出るのが中国だ。昨年には中国海軍の空母「遼寧」が南鳥島のEEZ内に侵入。露骨な威嚇行動を展開しているが、日本による試験採掘が続けば、威嚇行為がエスカレートすることは想像に難くない。
その場合、高市政権は習近平政権とどう対峙することになるのか。レアアースが経済問題を超え、海洋安全保障の最前線へと変貌する中、日本の命運は南鳥島の暗い海底から引き上げられる「宝の泥」に委ねられている。
(灯倫太郎)
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