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記事全文を読む→猫にもある「正月」何か楽しいことが起きている…来客と新年会で見せた「いつもとは違う顔」
人間に正月があるように、猫にも正月がある…というのは言い過ぎかもしれないが、来客があるので、猫にとっても特別な時間なのは間違いなかろう。
まず、暮れの大掃除からおせち作りなどでドタバタしているのを、猫は何か楽しいことが起こっていると勘違いし、飼い主の周りをチョロチョロと動き回る。ただし、掃除機をかけた時だけはガーッという音にビックリして逃げ出す。
我が家には3匹の猫がいるが、それぞれ紹介しておくと、9歳の最年長がガトー、続いてクールボーイ、末っ子が3歳のそうせきだ。
正月は2日に来客が1人。ガトーは彼女を覚えているので、来るなりゴロンと横になり、お腹を見せて撫でてもらう。そして「ガトーちゃんはかわいいね」と言われ、写真をたくさん撮ってもらった。
ところが、3歳の黒猫そうせきは、玄関のチャイムが鳴った瞬間に姿を消してしまった。彼女は「そうせきも見てみたい。一度も見たことがない」と言うので、隠れていそうな場所を探してみた。
すると、いつもはケンカしたりジャレあっているクールボーイと折り重なるように、2階の寝室の押入れの奥の隅っこで瞬きもせず、こちらをキッと睨みつけていた。
「会いたいと言っているから、おいで」
手を伸ばすと体をこわばらせて、さらに後ずさり。それでも前足を掴んで引っ張り出し、抱っこして階段を降りた。すると両足をバタバタさせて蹴ろうとする。それでも必死に押さえ込んで、リビングまで辿り着いたが、手を緩めた瞬間にビュンと飛び降り、後ろ足で思いっきり勢いをつけ、脱兎のごとくアッという間に逃げ去ってしまった。
それでも彼女は「初めて見た!」と大きな声で喜んでいる。お正月にやってくるたび、見たいと言っていたが、これまで実現せず。ようやく念願が叶ったわけだ。
翌3日はいつもの新年会になり、10人程度の集まりになった。最初にチャイムが鳴った瞬間から、クールボーイとそうせきは姿をくらました。そこで前日と同じ場所、寝室の押入れを覗いたら、やはり2匹がいた。
ところがその後、また見に行ってみると、2匹ともいない。2階と3階のいそうな場所も見たが、見つからない。2度、3度と見て回ってもいない。本当に幻の猫になってしまった。
一方、人懐っこいガトーは人気者で大活躍。誰彼かまわずお腹を見せて、床にゴロンと寝たりする。いなくなったなと思ったら、テーブルの下に隠れて遊んでいた。そして脚をカジられた。ちゅ~るがほしい時によくそうするので、あげたら本当においしそうに食べている。
その様子を来客がスマホで撮ってくれたので、Xとインスタ、フェイスブックにあげたらインスタの反応がいばんよく、閲覧数は2300回になった。
結局、クールボーイとそうせきは幻の猫のまま、後片付けしている時も姿を見せずじまいだった。
翌朝、目が覚めた時に足元が重いなと思ったら、そうせきが安心した表情で眠りこけていた。飼い主一筋なのはかわいすぎるけど…。
(峯田淳/コラムニスト)
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