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記事全文を読む→今度は35歳・則本昂大が加入した巨人が「高級老人ホーム」と揶揄される「ベテラン移籍組選手」の必要性
則本昂大の新たな職場は巨人に決まった。楽天から海外FA権を行使していたが、メジャーリーグ移籍を諦め、国内移籍にシフト。そして電撃的に巨人と契約合意したのである。3年総額9億円規模の契約とみられ、キャンプイン直前の電撃補強となった。
則本にはメジャーリーグ球団からオファーがあった、との報道が出ていたが、
「実際はマイナー契約程度の小規模オファーでした。昨秋から獲得調査していた巨人に決まったことは、球界内では違和感がない自然な流れと受け止められています」(球界関係者)
則本は通算373登板で、防御率3.12、120勝99敗48セーブ。先発、抑えの双方で実績を積み、2013年には新人王タイトルを獲得した。楽天初のリーグ優勝と日本一の原動力となった剛腕であり、実績だけを見れば、リーグ優勝、日本一が至上命題となっている巨人にとっては、魅力的な存在であることは間違いなかろう。
優勝の絶対条件を課されている契約最終年の阿部慎之助監督は「育成を諦め、目先の勝利のみを求める」姿勢を打ち出しており、外国人4人のほか、松本剛に続くベテランの獲得となった。
則本の旧年俸はAクラスだが、今回がFA権行使2度目となるため、楽天に発生する補償額は初回より軽減される。金銭補償のみであれば前年年俸の40%が基準となり、則本の昨年の推定年俸は3億円。よって1億2000万円となる。
人的補償を選択した場合は金銭部分が25%に抑えられ、約7500万円と選手1人が必要となる。その差額は約4500万円だが、楽天は支配下選手がすでに68人と枠に余裕がなく、人的補償を選びにくい事情を抱える。
巨人にとって、則本を獲るメリットは何かと考えれば、現在の巨人に日本一を経験した選手が多くないことが挙げられる。田中将大とともに2013年の頂点を知る則本の存在は、ローテーションやブルペンに大きな影響を与えるだろう。大舞台を知る投手が加わる価値は、単純な成績だけでは測れないのだ。
ただし過去を振り返ると、楽天からメジャーリーグを経て、37歳で巨人に加入した岩隈久志のように、1軍のマウンドに立つことなく終わったベテランの例がある。則本が3年契約に見合うパフォーマンスを維持できるかどうか。
則本、松本、田中といった移籍組のベテランが顔を揃えることが「高級老人ホーム」と揶揄されているがはたして…。
(ケン高田)
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