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記事全文を読む→【ダイヤモンドSの大ヒント】最低16番人気馬が勝ったことも…「過酷なバテ比べ」で無視できない1・2番人気馬の「複勝率」
2月21日に行われるGⅢ・ダイヤモンドステークス(東京・芝3400メートル)は、スタミナ自慢のステイヤーが過酷な「バテ比べ」に挑む、国内屈指の名物長距離レースである。2020年には最低人気(16頭立て16番人気)のミライヘノツバサ(牡7、ハンデ54キロ)が1着(単勝払い戻し3万2550円)に飛び込むなど、時としてとてつもない大穴が飛び出す「荒れるハンデ重賞」として知られている。
しかし、こと1~2番人気馬に限って言えば、荒れるイメージとは裏腹の好走劇を演じている。過去10年のダイヤモンドSにおける1~2番人気馬の成績を振り返ると、1番人気馬は「1着4回、2着2回、3着1回(勝率40%、連対率60%、複勝率70%)」、2番人気馬も「1着3回、2着1回、3着3回(勝率30%、連対率40%、複勝率70%)」と、抜群の戦績。とりわけ複勝率はいずれも70%と飛び抜けた数字を叩き出しており、1~2番人気に逆らうのは無理筋と言えるだろう。
今年の出走メンバーを見渡すと、1番人気に推されそうなのはスティンガーグラス(牡5)、2番人気に推されそうなのがホーエリート(牝5)だ。各社が公表している単勝予想オッズを見ても、この2頭による上位人気独占は揺るぎそうにない。
スティンガーグラスはGⅡ・アルゼンチン共和国杯(11月9日、東京・芝2500メートル)2着からの参戦、ホーエリートはGⅡ・ステイヤーズS(12月6日、中山・芝3600メートル)を制しての参戦となるが、正直なところ、甲乙はつけ難い状況だ。しかし、あえてどちらの馬を上位にとるかと問われれば、初挑戦となった前走の国内最長距離レースで結果を出したホーエリートに一日の長があるのではないか。
その上で過去10年のレース結果をさらに掘り下げると、1~2番人気馬に次ぐ良績を残しているのが、ステイヤーズSか万葉S(オープン、京都・芝3000メートル)で好走歴のある馬である。とりわけ5着以内に入線した馬の成績は「1着5回、2着4回、3着4回(勝率15.2%、連対率27.3%、複勝率39.4%)」だ。
ただし、である。冒頭で指摘したように、ダイヤモンドSは荒れるハンデ重賞の代名詞であり、中でも芝の中距離戦線で凡走を繰り返してきた軽ハンデ馬には要注意だ。
ハンデ54キロはサスツルギ(騙6)、トータルクラリティー(騙4)、ファイアンクランツ(牡4)の3頭。さらに条件クラスで好走を続けているローザサンリヴァル(牡5)のハンデは53キロだ。とりわけ後者の2頭などは、前走から斤量大幅減。一発大駆けの可能性をどこに見出すか…。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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