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Posted on 2026年02月20日 11:00

【ミラノ五輪】女子フィギュアスケート「坂本花織・銀&中井亜美・銅」でも喜んでいられない「次の選手と指導者育成」「お荷物コンテンツ」問題

2026年02月20日 11:00

 ミラノ・コルティナ五輪で表彰台独占を期待された女子フィギュアスケートでは、ショートプログラム(SP)1位の初出場17歳10カ月、中井亜美が銅メダルを獲得。浅田真央が2010年バンクーバー大会で19歳の時に獲得した銀メダルを超えて、フィギュアスケート日本最年少メダリストの誕生となった。
 今季限りで現役引退を表明している坂本花織は「最後の最後まで集中したい」と意気込んでいたが、演技後半の連続ジャンプが単独に。SP3位のアリサ・リウに逆転を許し、涙の銀メダルだった。SP4位だった千葉百音は、表彰台を逃して4位に終わった。

 冬季五輪で日本勢の表彰台独占となれば、1972年・札幌五輪のジャンプ70メートル級の「日の丸飛行隊」以来、54年ぶりの快挙だったが、夢に終わった。日本のお家芸であるフィギュアスケートにおいて、今大会はペアの三浦璃来、木原龍一(りくりゅうペア)が逆転の金メダルを獲得したことで、女子フィギュアでも一気にメダル独占の機運が高まっていた。

 坂本は「日本の世代交代は安泰」と図らずもコメントしていたが、フィギュア界全体を見渡すと浅田、羽生結弦の「2大看板」が現役引退してからは、「顔」は今も不在だ。
「日本スケート連盟の選手育成は、各国と比較しても非常に評価が高いのですが、看板選手がいないのは苦しい。スケート連盟の財政は浅田、羽生の引退後は右肩下がり。選手の育成や指導者の養成はほとんどできていません」(フィギュア担当記者)

 日本でフィギュアのトップクラスになっても賞金大会は少なく、フィギュア大国アメリカや、今大会もウクライナ侵攻で参加していないが、国を挙げて強化体制を敷いているロシアとは水をあけられる一方、というのが現実だ。
「冬季五輪が終われば、世界を転戦するグランプリシリーズも視聴率がとれずに、地上波での放送が難しくなっていく流れ。放送しているテレビ朝日、フジテレビでは、お荷物コンテンツになっている現実があります。羽生が現役の頃はツアーを組んで全戦観戦する『追っかけ』が多数いましたが…」(前出・フィギュア担当記者)

 選手たちは今も日常の練習場に苦労している現実がある。
「浅田も羽生もその環境を変えたくてプロに転向した経緯があります。2人には絶大な人気がありましたが、自前でリンク付きのスケート場まで作りました」(スポーツライター)
 今大会で女子フィギュアの2つのメダルは確かに快挙だが、今後はやらねばならないことが山積だ。

(小田龍司)

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