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Posted on 2026年02月20日 11:00

【ミラノ・コルティナ五輪スノボ】深田茉莉「金」に米NBCレジェンド解説者が「最悪のジャッジ」酷評の理由

2026年02月20日 11:00

 日本人選手のメダリストが続出しているミラノ・コルティナ五輪。日本時間2月18日に女子スノーボードスロープスタイル決勝が行われ、日本の深田茉莉が金メダル、村瀬心椛が銅メダルに輝いた。

 だが、この結果に、米放送局「NBC」で解説を担当したスノーボード界のレジェンド解説者であるトッド・リチャーズ氏が「今まで見た中で最悪のジャッジだった」と苦言を呈したのだ。リチャーズ氏は競技終了後、自身のSNSに動画を投稿。そこで終始攻めた構成の滑りを見せた村瀬が金メダルにふさわしい、とし「ジャッジはモニターを買い替えなければいけないレベルで、ひどい失敗を犯していた。謝罪が必要だ」とまで訴えた。

 リチャーズ氏は米国代表として1998年の長野五輪にも出場した、元プロスノーボーダー。世界選手権の優勝経験もあり、冬季Xゲームでは4度の優勝を誇る実力者として知られる。スノーボード関係者が語る。

「『Xゲーム』とは、日本ではそこまで知名度がありませんが、夏季はスケボーやBMX、冬季はスキー、スノボといったスポーツの祭典として、海外では圧倒的な知名度を誇ります。『X』は『エクストリーム(危険な)』の頭文字で、派手なアクションや一歩間違えば危険なアクロバティックプレーなどが高く評価される傾向があります。長らくプロとしてそこを主戦場としていたリチャーズ氏にとって、難度の高い技への挑戦こそが最大限の評価に値することで、その点で手堅くまとめた構成の深田よりも村瀬に軍配を上げていた、ということでしょう」

 今大会で、歯に衣着せぬリチャーズ氏の言動は、良くも悪くも注目された。木村葵来と木俣涼真が金&銀メダルでワンツーフィニッシュしたスノーボード男子ビッグエアでも、決勝終了直後に「本当に退屈だった。予選の方がエキサイティングだったね」とつぶやいた音声が、マイクに拾われたのだ。前出・スノーボード関係者いわく、

「本当に思ったことを正直に言ってしまう性格で、ある意味解説者向きではないのかもしれません。ですが22年の北京冬季五輪では、スノーボード男子ハーフパイプ決勝で、平野歩夢の2本目が超難易度の大技を決めたにもかかわらず伸びなかったことに激怒し、放送席でジャッジへの文句を連発しました。その影響もあってか、平野の3本目は2本目と同じ構成だったにもかかわらず、大きく得点を伸ばし、優勝することができた、ということもありました。」

 平野への低い採点に切れ散らかす解説者の動画は、当時、広く拡散されていたので見たことがある人も多いのでは。スノーボードを心底愛しているからこそ、時には耳の痛いことも言う。リチャーズ氏は、そんな名物解説者なのだ。

(稲田健市)

週刊誌や大手ニュースサイト等で広く活動するフリー歴10年の中堅ライター。得意ジャンルは野球を中心としたスポーツ記事とテレビ・ネット業界関連記事。

=写真はイメージ=

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