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記事全文を読む→巨人ピンチ!開幕投手候補が…山﨑伊織「右肩痛でまさかの事態」でよぎる「戸郷翔征の激投不振」イヤな前例
春季キャンプ終盤から、巨人・山﨑伊織は右肩に痛みを抱えていた。3月14日の日本ハム戦前練習には参加し、その場で阿部慎之助監督に事情を伝えた。
翌15日、川崎市のジャイアンツ球場で他の選手がキャッチボールに汗を流す中、1人だけトレーナーとチューブを使い、走り込みをこなす。ノックの場面では捕球後にアンダートスで球を返すのみ。開幕投手の最有力候補だった右腕は、故障班に合流していた。
痛みを訴えたのは3月6日のオリックスとのオープン戦以降とみられるが、この時は4回2安打無失点の好投を見せていた。我慢しながら投げていたのか…。
「チームに申し訳ないし、もう一回、痛くなってはいけないので、しっかり良くしてから復帰しないといけない」
そう神妙に語る山﨑の投球回数は、ここ数年で急増している。2022年97回1/3、2023年149回、2024年147回1/3。そして昨年は156回1/3で11勝4敗、防御率2.07とキャリアハイを記録した。3年連続の2桁勝利でチームの勝ち頭となった登板負荷の代償が、戦線離脱という結果につながったのかもしれない。
振り返れば昨年の戸郷翔征も、そうだった。開幕から低調で、二度の2軍降格を経験した。最終成績は8勝9敗、防御率4.14。本人が「投球感覚を忘れるくらい休みたい」と語るほど、前年の激投による消耗が指摘された。2024年はノーヒットノーランを達成するなど、12勝して防御率1.95のフル回転だった。
状態が上がらない戸郷に対し、阿部監督は「調子うんぬんではない。迷惑かけてんだから投げろ」としている。
杉内俊哉投手チーフコーチも戸郷の不振について「技術どうこうというか、戸郷自身の問題」と言い切り、2軍調整明けで登板数が少ないにもかかわらず、精彩を欠く姿に「疲れているわけないのにな」と首をかしげた。
不振の原因は、選手個人の資質にあるのか。首脳陣の姿勢はどうなのか。
中川皓太の事例を見てみたい。2024年は左膝痛で早期離脱してわずか15試合の登板にとどまり、防御率8.76に終わった。本人は「しばらく膝の問題はあった」とのちに明かしており、痛みを抱えながら投げ続けていたと思われる。
ところが2025年には一転して63試合、36ホールド、防御率2.24で完全復活を遂げる。これは十分な療養期間を得たからこそだろう。痛みを隠して投げ続けることと、きちんと治して戻ることの差が、2年越しで証明された形だ。
山﨑は今季の巨人投手陣の柱だ。岡本和真がブルージェイズへ移籍し、打線の主砲を欠く中、エースの長期離脱は優勝争いに直結する。「もう一回、痛くなってはいけない」という山﨑の言葉が出るまでの経緯を、球団はどう考えるのだろうか。
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