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記事全文を読む→カンボジア国境カジノ都市「特殊詐欺工場の日本人オーナー」逮捕!中国系&多国籍の犯罪組織が暗躍
カンボジアを拠点にした特殊詐欺事件で、日本人の男が逮捕された。
愛知など6県警の合同捜査本部が6月16日に組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕したのは、佐々木裕介容疑者。警察官になりすまして詐欺電話をかけるよう共犯者に指示し、昨年2月に茨城県在住の女性から約3100万円を騙し取った疑いが持たれている。
タイに潜伏しながら、カンボジア北西部のポイペトにある詐欺拠点を管理する「オーナー」だったと目される同容疑者は、6月5日にタイ当局に身柄を拘束。日本への移送中の飛行機内で逮捕されるに至ったのだ。
ポイペトの拠点では、昨年8月に日本人のかけ子29人が逮捕。佐々木容疑者、現地で日本人に電話をかけさせる「海外特殊詐欺工場」の管理側にいたリーダーとみられている。
国際犯罪に詳しいジャーナリストが語る。
「ポイペトはタイ国境に接する街で、もともとはカジノ都市として知られていました。タイ側では賭博規制が厳しいため、国境を越えたカンボジア側にカジノホテルや歓楽施設が建てられた。現金、人、通信インフラが集まりやすい土壌があるんです。犯罪組織からすれば、拠点を構え、人員を抱え込み、外部から見えにくい形でコールセンターを運営するには格好の場所ですね」
投資詐欺・ロマンス詐欺・暗号資産詐欺などの拠点が複数存在
タイの首都バンコク方面から陸路で入れる、国境の街として知られるポイペト。観光客や出稼ぎ労働者、カジノ客が行き交う一方で、その雑多さが犯罪グループの隠れ蓑になってきた。
「現地では中国系や多国籍の犯罪組織が暗躍し、投資詐欺、ロマンス詐欺、暗号資産詐欺などの拠点が複数、存在します。今回のように日本人が詐欺グループの管理役に回っていることは、以前から指摘されていました」(前出・ジャーナリスト)
とりわけ目立つのは、闇バイトで集められた日本の若者が海外でパスポートを取り上げられ、詐欺の電話を強要されるケース。華やかな国境カジノ都市で日本人を閉じ込め、犯罪に加担させているのだ。
「日本語の詐欺マニュアルを管理してかけ子に指示し、被害者から大金を奪う。国内にいる高齢者や主婦を狙う詐欺が、実は国境の街から遠隔操作されているわけです。日本の特殊詐欺はもはや国内の半グレだけでなく、東南アジアに拠点を置く国際ビジネスとして成立しています」(前出・ジャーナリスト)
どうにか一網打尽にできないものか。
(川瀬大輔)
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