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記事全文を読む→令和の「ネコノミクス」再燃!看板猫がいる「幸せな鉄道駅」海外からの巡礼者と「猫ファースト」ルールの実情
新緑が目に眩しいこの季節。行楽の目的地に迷っているなら、愛くるしい「招き猫」が待つローカル線の旅はいかがだろうか。今、全国の鉄道駅では、看板猫が過疎路線の窮地を救う「ネコノミクス」が再燃。インバウンド客も巻き込み、地域経済に幸福の連鎖をもたらしている。
「元祖は和歌山電鐵貴志川線(和歌山県紀の川市)の『たま駅長』ですが、現在はその遺志を継ぐマネージャー駅長『よんたま』をはじめ、3匹が活躍中です。さらにJR芸備線・志和口駅(広島市安佐北区)では、2022年に開館した『りょうま駅長記念館』を拠点に、『やまと駅長』と『ちどり副駅長』の兄弟が、国内外のファンを癒やしています」
そう解説するのは、各地の猫駅事情に詳しい旅行ライターの高島昌俊氏だ。特に志和口駅の兄弟猫は2024年3月の就任以降、その仲睦まじい姿がSNSで拡散。アメリカや中国など、海外からも巡礼者が絶えないという。
「記念館は地元有志による運営で、入場は無料。グッズの売上や寄付金が猫たちの『お給料』となり、居住環境の整備に充てられています。こうした『猫ファースト』な運営こそが、令和のネコノミクスの鉄則。単なる客寄せではなく、地域全体で猫の幸せを守る姿勢が、結果として鉄道の再生に繋がっています」
駅周辺にたくさんの猫が住み着く「聖地」もあった
会津鉄道・芦ノ牧温泉駅(会津若松市)では3代目の「さくら駅長」が、またJR鶴見線の扇町駅のように、駅周辺に多くの猫が住み着く「聖地」も根強い人気を誇る。しかし、人気が過熱する一方で懸念されるのが、ファンのマナーだ。
高島氏が続ける。
「フラッシュを使った撮影や、勝手なエサやりは厳禁です。猫たちのストレスにならないよう、適度な距離感を保つのが、真のファンの嗜み。最近は無断撮影トラブルを防ぐため、撮影ルールを厳格化している駅が多いですが、全ては猫の健康のため。安心してあくびをしていられる環境こそが、最高の観光資源なのですから」
ガタンゴトンと揺れる列車の先に、制帽を被った小さな駅長が、あなたの到着を静かに待っている。この連休、癒やしと再生の物語に触れる旅へ、一歩踏み出してみてはいかがだろうか。
(滝川与一)
アサ芸チョイス
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