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記事全文を読む→六代目山口組・竹内若頭「最強“菱”軍団」の再生(1)世代交代ともう1つの目的
若手登用による「世代交代」を断行すれば、他組織との「外交現場」にはみずから足を運ぶ‥‥。この1年の竹内若頭の躍動は、六代目山口組に「変革」をもたらした。その行程を丹念に振り返っていくと、新執行部が目指す新たな組織の形態が見えてきた。
六代目山口組(司忍組長)が画期を迎えたのは、昨年4月のこと。同月7日に当局に宣誓書を提出して、事実上の分裂抗争終結を宣言。その11日後にナンバー2が交代し、竹内照明若頭(四代目弘道会総裁)を中心とした新執行部体制が船出したのだ。
あれから1年が経過したが、顕著な執行部の変化について地元関係者はこう指摘する。
「執行部会の開催ペースが目に見えて上がった。新執行部となってからは週1回メンバーが集まり、会合を開いている。メンバーを遠隔地から呼び寄せることで組織への忠誠心を試しているという穿った見方もできる。だが、実際は執行部メンバーの何倍もの距離を竹内若頭は移動して各所に出向いている。まるで、みずから激務を課しているかのようだ。週1回の会合は、それだけ急ピッチで変革を進める必要があるということだろう」
確かに、新若頭誕生後の1年間は、六代目山口組にとって変革の連続であった。それは、竹内若頭の活動をまとめたページ下部の年表からもわかる。中でも目を引くのは、相次ぐ人事発令だろう。
執行部は一気に刷新された。森尾卯太男舎弟頭(大同会会長)以外は、竹内若頭よりあとに執行部入りしたメンバーで占められることになり、組織の新陳代謝が活発化。これに伴い、執行部への登竜門となっている幹部には、数多くの若手直参が登用された。
執行部だけでなく、直系組織でも世代交代が相次いだ。竹内若頭就任後、実に6組織が代替わりをしている。特筆すべきは、先代の死去によって継承された五代目倉本組(塚原心一組長)を除いた5団体が、先代が直参として組織に残る総裁制が敷かれたことだ。山口組事情に詳しいジャーナリストが話す。
「山口組の直系組織に総裁制が導入されたのは23年のことで、髙山清司相談役が若頭だった時のことです。世代交代をスムーズに進めることが目的と見られていました。が、竹内若頭みずからが総裁となり、四代目弘道会・野内正博会長が誕生したことで、世代交代だけではなく、もう1つの目的が浮かび上がってきたのです。みずから弘道会総裁に就くことで、竹内若頭は山口組の指揮官に専念できるようになった。直系組織の総裁となった親分衆も同様で、山口組直参の任務に邁進できる。そうすることで、再び強い山口組を取り戻そうということなのではないでしょうか」
竹内若頭「変革の1年」
【2025年】
4月18日:山口組・竹内若頭誕生。前任の髙山若頭は相談役へ。執行部改造も行われ、藤井若頭補佐が顧問、加藤幹部が若頭補佐に昇格
4月22日:稲川会・清田総裁の葬儀に司組長とともに竹内若頭が参列4月24日直系の二代目一道会と八代目奥州会津角定一家が盃直し儀式を挙行。一道会は一ノ宮総裁・定松会長体制に、会津角定一家は波入総裁・上野総長体制となる
5月14日:佐藤幹部が山口組若頭補佐に就任。関東ブロック長へ。同時に山下若頭補佐が中部・東海の両ブロック長に就任。また、三代目愛桜会・杉山会長、二代目大原組・金田組長、二代目良知組・竹嶋組長を幹部に登用
5月17日:直系の五代目𠮷川組が盃直しを挙行。𠮷村俊平総裁・𠮷村俊一組長体制となる
5月23日:親戚団体の八代目合田一家(新井総長)の継承式に後見人として竹内若頭が列席
6月20日:直系の國粹会本部で開かれた稲川会・松葉会との三社食事会に竹内若頭が出席
7月18日:直系の四代目司興業が盃直し儀式を挙行。森総裁・川﨑組長体制となる
8月10日:青山舎弟頭が山口組最高顧問に就任。同時に森尾本部長が舎弟頭に、山下若頭補佐が本部長に抜擢される。加藤若頭補佐が中部・東海ブロック長代理に、中田若頭補佐が大阪南ブロック長代理に就任
9月25日:直系の四代目弘道会が盃直し儀式を挙行。竹内総裁・野内会長体制となる
10月1日:東声会・早野会長と弘道会・小澤若頭補佐の兄舎弟盃儀式が執り行われる
10月17日:松葉会総本部で開かれた三社食事会に竹内若頭が出席
【2026年】
1月22日:親戚団体の四代目福博会・金城会長の葬儀に竹内若頭が参列
2月20日:稲川会館での三社食事会に竹内若頭が出席
3月11日:弘道会・野内会長を山口組幹部に抜擢
3月17日:東声会が継承式を挙行。元弘道会の小澤会長体制が発足。竹内若頭が後見人として列席する
4月9日:五代目福博会(光岡会長)が継承式を挙行。竹内若頭が後見人として列席
(肩書はいずれも当時)
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